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それからは早かったと思う。
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ
あの日からというもの、時々友人が家を訪ねてくるようになり、メンバーからも連絡が頻繁に来るようになった。
『はーい。って彩加さん！お久しぶりです。』
覗き穴から見える姿に、私は勢いよく玄関の扉を開ける。
「お久しぶりです、Aさん！」
「僕も居るんですけど。」
私の反応に、蚊帳の外にされた河村さんが不満げに言うので、つい笑ってしまう。
『すみません、河村さん。お二方とも、どうぞ上がってください。』
私がそう言って促せば、２人はお邪魔します、と中へ入ってくる。
『えーと、お茶かコーヒーくらいしか無いですけど……何飲みます？』
そう言えば２人ともお茶を、と言うので、私はコップとお茶の入ったクーラーポットを持って２人の居る方へ戻る。
「取りあえず、Aさんが元気そうで何よりです。」
『大分マシになったとは思います。』
私が苦笑すれば、でも良かったです、と彩加さんは笑う。
『河村さんも、度々来ていただきてありがとうございます。』
「まあ、今日の僕は山森さんのナビですけど。」
「どうしても来たかったから。」
そう言って笑う彩加さんに、つられて私も笑う。
そういえば確かに、彩加さんは家に来たいという風にLINEで言っていたような気がする。
『ありがとうございます、嬉しいです。』
「Aさんの笑った顔が久々に見れたので来た甲斐がありました。」
私は彩加さんのその言葉が少しだけ恥ずかしくて、お茶を一気に飲み干した。
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蒼衣瑠璃(プロフ) - [作者の独り言]ひとまず、完結まで持っていくことができました。読んでくださっている皆様、本当にありがとうございます。 (2019年7月5日 22時) (
レス) id: 9b47b20b96 (このIDを非表示/違反報告)
蒼衣瑠璃(プロフ) - さくらさん» コメント、ありがとうございます。短編集の方からとは、ありがたいです。短編の方では書けなかった部分も書けたらいいな、と思っています。今後ともよろしくお願いします！ (2019年7月3日 23時) (レス) id: 9b47b20b96 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 中編として出されたんですね！(短編集から来たものです)どの作品も本当に面白く、更新楽しみにしています！！これからもお願いします！ (2019年7月3日 22時) (レス) id: 5f0271f313 (このIDを非表示/違反報告)
蒼衣瑠璃(プロフ) - 茶之助丸さん» コメントありがとうございます。中編ですし、ストーリーはもう決まってますので、バシバシ更新していきたいです！今後ともよろしくお願いします。 (2019年7月3日 0時) (レス) id: 9b47b20b96 (このIDを非表示/違反報告)
茶之助丸(プロフ) - ランキングおめでとうございます！お話すごく好きです！更新楽しみにしてます。頑張って下さい！ (2019年7月3日 0時) (レス) id: 1cdd5a0197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼衣瑠璃 | 作成日時：2019年7月2日 0時
