絶対何かあったでしょ ページ37
side_fukura
数人で部屋に戻れば、椅子に座って少しテンション高めにパソコンに向かう河村とソファで体育座りをして顔を埋める月原が居た。
そして今部屋に入った俺らは全員悟る。
《 絶対何かあったでしょ。》
明らかに河村が月原に対して何かやったんだな。そう思った。
「あ、お帰り」
『皆、戻ってきたんだ』
顔を上げた月原はどこか顔が赤くなっているように感じられ、俺らの疑りはより一層深くなる。
「河村、一体何やったの？」
俺はあの状態の月原に尋ねるということはできず、河村に問いかける。
「え？そんな大したことはしてないよ？」
何かやってんじゃん。そう心のなかでツッコんだ俺は何も悪くないと思う。
「え、月原さん。何やられたんですか？」
俺の心中も知らず、躊躇うことなく月原に尋ねたのは川上。
いや、もしかしたらこの２人の反応を楽しんでいるだけかもしれない。
『えっ、と………です、ね…』
月原は分かりやすく顔を赤く染めて、近くのクッションを手に取り抱きかかえる。
一体、河村は何をやったんだか。
ちなみに川上は月原のその反応を面白がるように、再び尋ねた。全く川上も川上だな。
「川上ー、あんまりAのこといじめないでよ」
随分と呑気そうに河村は川上に言う。
「そもそも河村が月原に何かやったからこうなってるんだと思うけど」
俺がそうツッコめば、河村は不敵な笑みを浮かべる。
「だって、僕はAの恋人だし？」
それを聞いた月原がクッションに顔を埋める。
あー、もしかして月原って結構初心な感じ？
それを河村が面白がってる的な？
そんな構図が見えた俺は、苦笑を浮かべた。
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翔。(プロフ) - 更新されているところまで読ませていただきました！すこし仄暗いかんじで大好きです！！気が向いたらでいいので更新お待ちしております、、 (2019年10月4日 0時) (
レス) id: 7366e8991b (このIDを非表示/違反報告)
蒼衣瑠璃(プロフ) - [作者の独り言]僕の書く小説には山森さんが登場しがちです。仕方ない、好きなんです。 (2019年7月6日 11時) (レス) id: d8cfcd1bd9 (このIDを非表示/違反報告)
蒼衣瑠璃(プロフ) - [作者の独り言]伊沢さんがイチャイチャしてればいいのに。と言っているのは、２人がオフィスでは節度を守った範囲で行動してくれる。という信頼があるからだ、という裏設定があったりなかったり。 (2019年7月1日 22時) (レス) id: 9b47b20b96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼衣瑠璃 | 作成日時：2019年4月6日 23時
