おててつないで、離さない2【d!】【実シ兄者】

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「もうAちゃん嫌い…は嘘！！」

「はいはい、それよりも暴れないで水で傷口洗うよ」



今着替えると、今から借り物競争を走る人や他の競技の進行の邪魔になるので、借り物競争で着たコスプレは昼食の時間のときに着替えることになっていた
現在は借り物競争の男子が走る時間
生徒会などの攻略キャラも走るらしくてまわりが騒いでいる
しかも、借り物競争の本題の前のハードルとかの対策で運動神経がトップクラスのキャラが多い



現在私は今さっき鬱島大を引きずったときに膝を擦りむいてしまったらしく、鬱島大の手当をほかの人の手当をしているしんぺい神先生に代わってやっている
ところを捏島孝行に見られている



「水かけるね」

「ｳｯ…つめたい」

「我慢して…痛い？」

「大先生やし大丈夫やろ」

「Aちゃんは俺に聞いてくれとんねん素人は黙っとけ！！」

「何とは言わないけど逆にもう卒業してる方に問題があると思うんだけど」



鬱島大は言葉に詰まらせたが私の言葉を無視し捏島孝行に対してギャーギャーギャーギャー騒ぎ始めた
そんなんだからクズなんだよお前は



「よし、これでいいかな。絆創膏貼りに行くよ」

「シッマもAちゃんも冷たいわ！」

「大先生やからなぁ」

「耳が痛くなるから騒がないで。後、次騒いだら傷口を本の角で抉るから」



また更にギャーギャーギャーギャー騒ぎ始める鬱島大を抑え、救護テントに向かう



「位置ズレるから動かないで。あの、できればそこの金髪さんそれを抑えてくれます？」

「ええで」

「ちょっ？！シッマ？！」



絆創膏貼るだけなのに暴れる鬱島大
傷口は浅くても範囲広いから少し難しいな…
傷口にテープが当たるとあまり良くないし…
でも鬱島大にもこのあと競技あるから包帯使うと後で巻き直す必要がある
そしてそれをコイツに任せると失敗することは目に見えている
大きめの絆創膏を贅沢にテープの部分を少し切ってそれを2つ貼る
そしてテープで固定した



「これで大丈夫だと思う。原因の私が言うのもあれだけど…痛い？」

「……めっちゃ痛い」



少し可愛子ぶって睨む鬱島大
まぁ流石に申し訳ないなぁ……



あー、でも服装がそれっぽくないな…
私の容姿は本人にフィルターかけてもらうとして



「……痛いの痛いの、飛んでけ」



「グフッ…」

「え、鬱島さん？！やっぱりダメだったかな…」

「ｱｧｰｯﾊｯﾊﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯ-!」



鬱島大は泡吹いて倒れた



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