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「……………………もうやだ」
「一緒がんばろ？ね？」
隣で私を引っ張る璃音を無視して明後日の方向を見る
今日も空は青いなー
「借り物競争、嫌だね」
「なんで借り物競争なんだろ。やりたい人すくなかったのか？」
遂に借り物競争が始まった
私の順番はまだなので私の前の璃音と話している
「ほら、こういうのはコミュ障にやらせる物じゃないと思うんだ。物にしても人にしても話さないといけないじゃん。それに、一応青チームの2年で私1番足速いらしいからさ、私をリレーとかにまわした方が…」
「Aはコミュ障じゃないしこれお題の紙取るまでが鬼畜だから足速い人に押し付けたいんじゃない？ほら、この学校残念なイケメンが多いから走って紙とって…だと夢見る女子と走りたくない一軍女子に借り物競争人気になって固まるから」
そう、この借り物競争は鬼畜仕様になっている
まず、スタートしたらハードルを3回飛んで、その後フラフープを10回連続で回し、走り高跳びをして、ぐるぐるバットをして、やっとお題の紙を見ることが出来る
そこからもキツイ
このお題は生徒会が考えていて、気持ち悪いお題や、運動場の端に用意された本来1人で運ぶべきではない打楽器や、女装or男装用の服など、この競技のために運ばれた物が置いてある
更に鬼畜なのは、“お題カードが2枚あるということ”
しかも、そのうちの1枚が“コスプレをしなければいけないというもの”
わざわざ運動場の端に着替えスペースを作っている
この競技はものすごく時間がかかるので、人数が少ない
そして、途中のギブアップが許可されている
まぁ勝たないとクソほど責められるしギブアップなんてしたらどうなるか…地獄を見ることになるだろう
本当、何この気合い
進学校だよね？
「…お題簡単なのだといいね」
「これもうただのバラエティ走だよ」
この競技にでる人はチーム関係なしに“頑張ろうな”“生き残ろうな”と励ましあってる
「じゃあ、行ってくるよ」
「行ってらっしゃい」
遂に璃音の番になった
その後、璃音はコスプレはガッツリ着替えないといけないやつに当たったが、もうひとつのお題が“汚物”というお題に当たり、見た瞬間内容も知らない捏島孝行のところへ走り、本来は二人三脚で走らないといけないところをおんぶでゴールまで行って見事2位にまで輝いた
璃音のお題を知った捏島孝行はブチ切れていた
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薊(プロフ) - はゆりさん» 報告ありがとうございます。直しておきますね。 (5月12日 9時) (
レス) id: 7fce24f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
はゆり - コメント失礼します。面白くて一気読みしちゃいました！あと83話多分最後のシーン、名前が変更されていません。 (5月11日 23時) (レス) @page43 id: 6422253908 (このIDを非表示/違反報告)
薊(プロフ) - 名無しの高校生さん» コメントありがとうございます。設定や世界観はけっこう頑張って考えてたのでそう言ってもらえて嬉しいです。これからもできるだけたくさん更新するので見ていただければ嬉しいです。 (2023年4月5日 7時) (レス) id: ea13576d57 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの高校生 - お話の展開が面白くてとても好きです。設定も世界観も私の好みで楽しく拝見させていただきました。無理せず更新して頂けると嬉しいです。作者様のこと陰ながら応援させていただきます。 (2023年4月5日 1時) (レス) @page31 id: ed930c6c24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薊 | 作成日時：2023年3月16日 21時
