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今さっきまでだいぶ押されてた青チームの籠が、
私達と同じく青チームの橙乃知野のおかげで他のチームに追いつくほどに埋まってる
「え、チーノめっちゃいれるじゃん」
「やっぱりご主人パワーか」
「正直…すこし気持ち悪い」
口元を手で隠しながらそう言うと、馬鹿共は更に大爆笑、橙乃知野も勢いを無くした
「なんでぇ？！」
「さすがA」
「ご主人最高」
「…ちょっと、ね？」
「Aめっちゃ笑ってるじゃん」
いや、あの…すっごく面白かったから、これは笑うよ
「がんばー」
「おりゃアアアアアｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ」
「お、また入り始めた」
青チームはそのままの勢いで2位になることができた
まあ1部の人は不満そうだけど
「おいチーノ」
「あれは俺は悪くない」
「途中とか籠にいれるんやなくて味方の玉にピンポイントで当てて妨害するとか、天才やろ」
ダメージ入りすぎて無言になる橙乃知野
…少し可哀想になってきた
「まあ途中からは橙乃さんのおかげで入ってはいるし、味方妨害の件はそれで消すってことで」
「Aさん…！！」
橙乃知野がキラキラした目で私を見る
「Aさん俺と取り引きする気になりました？やっぱりあの日俺らが会った日は運命やったんやAさんも俺のこと好き？好きですよねだってそうやないと俺のこと助けませんしねそうですよねあははやっぱりAさんは俺のこと大好きで愛しとるんや俺も…」
「うるさい落ち着け調子乗るな」
私は橙乃知野の顔面を掴み、少し睨みつけた
「ごめんけど、偽善者は嫌いだし、運命とかマジで無理だし、あのとき私が橙乃知野を助けたのは本来なら橙乃知野を助けるはずの璃音があの場に居ないし挙句の果てに“チーノをトントンが呼んでるからはやく連れてきて”とか璃音が言うからさぁ…」
「ちょ、A？チーノが涙目に…」
「なんやらっだぁご主人のこと止めるん？」
「顔で売ってるような俺達攻略キャラの1人が顔面土砂崩れとか嫌だよ俺」
「後ろは攻略キャラとかの単語出すのやめようか」
流石に高身長の顔面土砂崩れ掴むの疲れたから顔を離してやる
「私に好かれたいならマジでそういうのやめな」
「うぅ…はい」
橙乃知野はそう言ってショッピの元に帰っていった
その後すぐに橙乃知野とショッピの言い合いが聞こえたけどそんなのは気にしない気にしない
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薊(プロフ) - はゆりさん» 報告ありがとうございます。直しておきますね。 (5月12日 9時) (
レス) id: 7fce24f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
はゆり - コメント失礼します。面白くて一気読みしちゃいました！あと83話多分最後のシーン、名前が変更されていません。 (5月11日 23時) (レス) @page43 id: 6422253908 (このIDを非表示/違反報告)
薊(プロフ) - 名無しの高校生さん» コメントありがとうございます。設定や世界観はけっこう頑張って考えてたのでそう言ってもらえて嬉しいです。これからもできるだけたくさん更新するので見ていただければ嬉しいです。 (2023年4月5日 7時) (レス) id: ea13576d57 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの高校生 - お話の展開が面白くてとても好きです。設定も世界観も私の好みで楽しく拝見させていただきました。無理せず更新して頂けると嬉しいです。作者様のこと陰ながら応援させていただきます。 (2023年4月5日 1時) (レス) @page31 id: ed930c6c24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薊 | 作成日時：2023年3月16日 21時
