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「A！行くよ！」
「……うん」
結局昼ご飯は食べれずに午後の競技に出ることとなった
まぁあまりお腹は減ってないし、覚悟はしてたから大丈夫
ゼリーも鞄のなかっだったから現在お腹の中には何もない
せめてお菓子くらい持っておけば良かったかも
まぁでも
「ご飯食べた後だしもう少しゆっくりしたかったな〜」
「だよね笑。」
まだ足は全然動く
幸いにも、クラス対抗のリレーは1年、2年、3年の順番で行われるため、その間に走って教室に戻って…
あ、でも生徒会室にあるからな…
生徒会室のほうが遠いし、できるだけ時間かけたくない
これなら食べない方がいい
「…私の、番だ」
疲れが残った体を立たせ、
スタートラインへと向かった
確か、私の前はクラス内でも足の遅い人だったはず
その人が空けた差を埋めるために私はこの順番
しかも、少しだけ時間を空けて私はもう1回走らないといけない
勝てる…のかな
いや、
「やらないと」
周りからの期待を裏切れないから
「よし…走り始めよ」
前の人がテイクオーバーゾーンに近付く
私は少し手加減して走り出した
バトンが手に渡ったとき、全速力で走る
確か、この後の人も足の遅めの人だから頑張らないと
「…はい！」
私は次の人にバトンを渡した
少し疲れた
でも休む暇は与えてくれない
「2回目走らないといけないから」
私は次のところに待機する
偶然にも、横にはきょーさんが居た
「お、お疲れ〜」
「きょーさん…」
「今さっきのと走順の間隔全然ないやん」
「賛成したの私自身だからなんとも言えないんだけどね」
残念なことに、ね
「そっか…あ、前の人走り始めたから俺らも待機するかぁ」
「だね」
幸いにも私の前はまぁまぁ速い人が走ってるから、すこしはリラックスして走れるかも
あぁ、でも相手はきょーさんだからな
全力出さないと
「きょーさん先に走るね」
「いってら〜」
まぁどうせきょーさんもそろそろ走り出すだろ
私はバトンを受け取り走り出す
きょーさんより早めの出発をしたはずだが、差が縮められてくる
「あれれ〜？もう差が縮まってますよ〜？」
「きょーさん速くない？」
隣できょーさんが煽ってくるけど無視
今は集中しなくちゃ
「…」
「まだ頑張らないと」
私は一気にスピードをあげ、私の次の人にバトンを渡した
きょーさんは驚いたのか、少し遅めのバトンパスだった
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薊(プロフ) - はゆりさん» 報告ありがとうございます。直しておきますね。 (5月12日 9時) (
レス) id: 7fce24f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
はゆり - コメント失礼します。面白くて一気読みしちゃいました！あと83話多分最後のシーン、名前が変更されていません。 (5月11日 23時) (レス) @page43 id: 6422253908 (このIDを非表示/違反報告)
薊(プロフ) - 名無しの高校生さん» コメントありがとうございます。設定や世界観はけっこう頑張って考えてたのでそう言ってもらえて嬉しいです。これからもできるだけたくさん更新するので見ていただければ嬉しいです。 (2023年4月5日 7時) (レス) id: ea13576d57 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの高校生 - お話の展開が面白くてとても好きです。設定も世界観も私の好みで楽しく拝見させていただきました。無理せず更新して頂けると嬉しいです。作者様のこと陰ながら応援させていただきます。 (2023年4月5日 1時) (レス) @page31 id: ed930c6c24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薊 | 作成日時：2023年3月16日 21時
