身分【d!】【能力パロ】 (ページ7)

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「A、心配したんだよ！」

「あはは、ごめんね。つい」

「もう…！！」

友達は心配してくれる
うれしいな
私が貴女たちの立場なら、めんどくさそうな態度をとるのに
実際めんどくさいでしょ？私
漫画とかでは努力とかで無理をすることは美徳とされる
けど、実際にそれをすると、だれもほめてくれないし、たくさんの人に迷惑かけるだけ

「次はないから、安心して」

「そうだといいけど」

「ごめんって。あと、昨日の授業ノート見せてもらえたり…？」

「次はないから」

「やったぁ」

本当にやさしいな
私の友達なんかでいいのかな
友達はノートを見せてくれる
それを私は適当に写した
こんなの、予習して知ってることだし

「そういえば、昨日チーノ君とショッピ君がお見舞い行ったんでしょ？なんか扉も壊してたし…ハサミも飛ばしてたって」

「そうだっけ」

「もう忘れちゃったんですか？」

あれ、私女友達しかいないのに、声低いなぁ
男みたいな声だなぁ
友達は少し震えていて、私達の少し後ろで雑談(どちらが権力があるかの醜い争い)をしている貴族達が私を睨んでいる
そして、私の肩は誰かに掴まれているらしい
痛い

「女の子には優しくって習いませんでしたか？丸眼鏡さん」

「だから、チーノや！」

丸眼鏡は少し怒ってしまったようで、友達が震える
別にそこまで怒る必要ないと思うんだけど

「貴族は貴族同士で仲良く話してきてくださいよ。ほら、あそことか、歓迎してくれそうですよ」

「いやいや、今はAさんに用事がありまして…」

「急用ですか？」

「はい」

「…話、聞くだけですよ」

ここだと少し問題になるそう
私は丸眼鏡を連れて人の少ない廊下に出る

「で、何の用ですか？」

「敬語やめてくださいよ」

「それだけですか？なら戻りますね」

「ちゃんとした用事ありますから！！」

なんだ。一瞬くそみたいなことに時間を取られたのかと

「放課後、生徒会室に来てください」

「そうですか。さよなら」

「いやちょっとまって？？お前ホンマに来るん？」

いきなり素をだすな
今からお前のこと詐欺師野郎って呼ぶぞ

「教室に戻っていいですか？？」

「良いわけないやろ。来いよ？」

「え、私は話を聞くだけって言いましたよね」

「サボらせないからな」

「はいはいがんばってくださいねー生徒会さん」

私は丸眼鏡を置いて教室に戻った
貴族から質問責めされた
嘘言っておいた

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