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『…そろそろ帰ろっか』
夕日もほとんど沈み
辺りが暗くなってきた
帰るのは名残惜しいけど
距離もあるしそろそろ帰らなきゃいけない
立ち上がりその場を後にしようと歩き出す
『？ふっか…？』
隣を一緒に歩いてくると思っていたふっかが
全く動かず立ち尽くしてることを不思議に思い
声をかけた
深「…あのさ…今日何時まで一緒にいれる？」
『ん？えっと…お母さんたちが寝かしつけもしてくれるっていうから、多分結構遅くなっても大丈夫だと思う』
私が今日一日思いっきり楽しめるように
数日前から母が寝かしつけをしてくれていた
特に問題なく2人とも寝てくれたから
多少遅くなっても問題は無いと思う
深「あのさ…今日と明日、Aちゃんの時間俺にくれない？」
『？えっと…それってどういう…？』
私の時間って…？
深「しばらく会えないなら…せめて明日までAちゃんと一緒にいたいんだけど…だめ？」
そう私の目を真っ直ぐ見て言うふっか
『？…あっ、明日も会おうってことか！何かと思っ「いやっ、そうじゃなくてさ…」
『え？じゃーどういう意味？』
ふっかの言おうとしていることがいまいち分からず
頭にはてなマークが浮かぶ
深「せっかく海の近くまで来たし、どこかで一泊しようよってこと！」
『え？一泊って…お泊まりってこと？！』
あまりに突拍子もないふっかの提案に
ついつい大きい声が出てしまった
深「あっ、いや！お泊まりって言っても変なことは絶対しないっ！誓って、本当何もしない！！」
『いや、、まあそれは、心配してないけど…』
深「ただ温泉浸かって、美味しいもん食べて、お酒飲んだりして、ゆっくりAちゃんと話がしたい」
ダメかな？
なんて今まで見たことない様な真剣な表情で言うふっか
ちょっと前の私だったら凄く嬉しかったと思う
でもさっきあんな話をしたばかりだし
こんな状況で行ってもいいものなのだろうか…
『いや、でも…そんな…いいのかな…？』
深「しばらく会えないし、これでバイバイは…なんか嫌だ…」
今にも消えてしまいそうな弱々しい声
と悲しそうな表情
いつも見てきたキラキラした笑顔は今ここにはなくて
そんな顔をさせてしまっているのは間違いなく私
それが凄く申し訳なくて
でも
本当にちょっとだけ
嬉しいと思っている自分もいた
−−−−−
久々の更新になり申し訳ありません。
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Yuuua(プロフ) - ユキトさん» お読みいただきありがとうございます！星100個…嬉しすぎます（ ; ; ）これからも頑張って書きますので、引き続きお読みいただければ嬉しいです！ (2021年8月16日 2時) (
レス) id: ef2fb35999 (このIDを非表示/違反報告)
Yuuua(プロフ) - まどかさん» 応援のお言葉ありがとうございます！少しスランプなのですが、少しずつまた更新していきますので、よろしくお願いします！ (2021年8月16日 2時) (レス) id: ef2fb35999 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - 一気見しました、もうリアルすぎて泣きすぎて目が痛いです笑 星100個くらい押したい作品でした。読んでて癒されて泣いちゃうの久しぶり。ありがとうございました。 (2021年8月14日 6時) (レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
まどか(プロフ) - 楽しみにしていた作品なので嬉しいです。これからも頑張って下さい！ (2021年8月5日 21時) (レス) id: 0fd7873a9f (このIDを非表示/違反報告)
Yuuua(プロフ) - 妖華さん» コメントありがとうございます！かなり更新が止まってしまって申し訳ないです。。前から読んでいただけてコメントもいただけて本当に嬉しいです！頑張って完結まで書きますので、これからもお読みいただければ幸いです！ (2021年8月4日 20時) (レス) id: ef2fb35999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuuua | 作成日時：2021年1月6日 22時
