perfect human（kookv） ページ7
生徒×教師
_____________________
“十全十美”
この言葉にぴったりと当てはまる彼は今週も体育館にその美声を響かせている
「____。生徒会からは以上です。
先生方から何か連絡はありますか」
彼の声に目の前にいた女子生徒三人が声を黄色にして聞き惚れている。
そして何を言おう、この俺も耳に響く心地良い振動を脳に響かせ今日もイケナイ妄想を頭の中で繰り広げていた。
「無ければこれで全校朝会は終わりです。
三年生から二列ずつ戻って下さい。他の生徒は_______」
あともう少しで役目を終える彼の仕事
生徒会長である彼は卒業に向けてもうすぐ二年生の立候補者にその席を譲る
この声がもうすぐ聞けなくなってしまうのかと少し残念に思う俺とは裏腹に、芯の通った声でいつも通りに朝会を進める。そして最後まで万人を魅了する透き通った声をマイクを通してスピーカーから響かせていた。
「…んせい、キム先生！」
『は、はい！あ、ジミナ』
「学校では先生を付けるんでしよ
…で、お前はまた別世界に行ってたわけ？朝会で？学校なのに？教師のくせに？」
『…ぐぅ』
「ぐうの音も出てるじゃねえか、変態教師」
そう言って細い目をもっと細めて
可愛らしい笑顔の反面そのぽってりとした口から出てくる言葉遣いはかなり乱雑であり、噂ではそのギャップがたまらないとのこと。
…俺にはよくわからん
いやまあ確かにギャップは大好きだ
普段はみんなのお手本のように振る舞い成績優秀、眉目秀麗で万人を虜にするそのベビーフェイスが夜になると一変して獣になる。
丁寧だった言葉遣いも責め立てる言葉に変わり敬語の中にそれは混じり、また俺の脳内を彼一色に支配される
それでも俺を触る手は優しくて暖かい……
まるで……
ばか。おい、キムテヒョン
何を考えてるんだお前は。
俺は何を考えてるんだ。(2回目)
教師だろ、その妄想癖やめろ。
やめやめ
まだ今日は始まったばかり
既に体育館からは生徒のほぼ全員が退出し後片付けをする運動部の子達や生徒会委員の子達だけが残っていた
勿論その中には俺が密かに推している彼もいる訳で
無意識に、でも自然と
俺の目は彼の姿を探していた
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CROOKED(プロフ) - Hiyokoさん» hiyokoさん、コメントありがとうございます泣またまた更新止まってしまう可能性大ですが頑張ります！ (2020年10月5日 1時) (
レス) id: 23f89516bf (このIDを非表示/違反報告)
Hiyoko(プロフ) - 新作ありがとうございます！生徒×先生の話すごく面白かったです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2020年10月3日 19時) (レス) id: aae4ca831b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CROOKED
| 作成日時：2020年10月2日 1時
