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「どうしてここにいるんですか?
あとその格好はなんですか?コスプレですか?その羽も?それから…何故僕の…その…」



微笑んだジョングクを見てそれにもまた夢魔はほっとしていた
許してくれるかもしれない、と

そう思ったのも束の間、ジョングクは真剣な顔に戻り質問攻めをしてきた
そして自身の下半身を見て顔を赤らめ口を濁らせている


バレてしまった
もう言い訳をしても許されるわけではないし人間からしたらこんな悪魔なんて存在信じられるわけもないだろう



『………僕は、悪魔なんです』



それでも正直に話してしまうのは、彼は人間だけど信じてくれそうだと夢魔の勘がそう働いたのだ
何も言わずにじっと見つめるジョングクを見つめ返し必死に訴えた



『信じられないかもしれないけど、夢魔って言う悪魔の一種なんです
その…人間の精を糧にして存在する悪魔で…昼は人間のフリをしてて…

ジョングクさんとの友達を承諾したのだって、食事がやっとできるんだって思ったら…ぁ、その、僕ここ最近ずっと食べてなかったから…ここに来るのにも魔力を全部使ってしまったから…ぁ、ぃや…
じゃなくて、騙してごめん、なさい…』



悪魔が人間に謝るなど聞いたこともない
魔界の者が知ったら何と言って此奴を咎めるのだろう
けれどこの夢魔は心優しく純粋で、素直であった
罪悪感に見舞われ懸命に頭を下げてベッドの上で許しを媚いた



「えっ、と…
夢魔、さん?頭上げてください」



ジョングクの暖かい掌が肩に触れ、夢魔は恐る恐る顔を上げた
夢魔を見つめる目線はとても優しくまるでその掌のように暖かだった



「大体わかりました
幽霊なんて信じないタイプでしたが、今の貴方を見て、話を聞いたら信じないだなんて言えません」

『ぇ、し、信じて、くれるんですか?』

「…はい
でも、あの行為に関しては…」

『…え?』

「さっき、夢魔さんがしていたこと、です
あれは付き合った者同士が行う行為であって、他人同士がやるのは…」

『…ご、ごめんなさぃ……』



悪魔だから仕方がないと言えばそれで終わりになるのかもしれない
しかし人間からしたらそんなの知ったこっちゃないと言う話だろう




「でも、夢魔さんが飢え死にするのは嫌です」

『…へ?』

「僕が、貴方に精を与えれば貴方は元気になるしその痩せ細った体もマシになるんですよね?」

『ぁ、あの、』

「…なら付き合いましょう、恋人として貴方を手伝います」



夢魔は固まることしかできなかった

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CROOKED(プロフ) - Hiyokoさん» hiyokoさん、コメントありがとうございます泣またまた更新止まってしまう可能性大ですが頑張ります! (2020年10月5日 1時) (レス) id: 23f89516bf (このIDを非表示/違反報告)
Hiyoko(プロフ) - 新作ありがとうございます!生徒×先生の話すごく面白かったです!更新頑張って下さい。応援してます! (2020年10月3日 19時) (レス) id: aae4ca831b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:CROOKED | 作成日時:2020年10月2日 1時

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