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物欲しそうな顔をするヒョンの
頰や鼻、瞼、顳顬、口の端に無数のキスを落としていく
みるみる赤くなるヒョンの顔が可愛くてもっといじめたくなる
「…もう終わり？」
『…ほんとうざいよ、グガ』
「ふふ、素直じゃないなぁ」
また顔を近づけるとゆっくりと目を閉じたヒョン
その顔をしばらく眺めているとヒョンの目が再度開き怒ったような顔になる
「…なんで目閉じたんですか？」
分かってるけど、言わないとしてやらない
悪心が疼きまた自然と頬が緩む
「んっ…！？」
『…っ、……はぁ……
ふっ、俺の勝ち』
唇に触れた柔らかい感触は暫くして離れていった
ヒョンはニヤリと口角を上げてふわっと笑った
「ふ、不意打ちはずるいでしょ！」
『お前が意地悪するからだろ
お前は俺に勝てないよ』
ふんっ、と勝ったようなドヤ顔で見てくるから
また悪心に火がついた
「…言いましたね？」
『え、っうわ……ひひ、何だよ』
ヒョンを横から抱きしめ先程ヒョンにされたように足を絡ませる
「…帰りたくないな」
今日見た花火を思い出す
この1週間、本当に癒しの時間だった
仕事から離れて、自然に囲まれた僕らだけの美しい時間
この瞬間は、今だけだから
帰りたくなくてもまた明日からのスケジュールはぎっしり詰まっている
『…でも、お前は俺に愛されてるって分からせてくれるんでしょ？』
「へへ、うん」
『ちょ、まってまって、足音聞こえる！』
「…気のせいですよ」
『は、ほんとだって！』
そう言ってヒョンは俺を突き放し寝たふりをしてしまった
仕方なく合わせていると本当にホビヒョンが起こしに来た
「テヒョンア、ジョングガ、そろそろ起きろ〜」
…なんかいつも起こしに来るのホビヒョンだよね
ボンボヤの時もだったけど…完全に声色が呆れてたし
『…だから言ったじゃん』
「…もうちょっとだけ」
ホビヒョンが部屋から出ていきそれについて行こうとするヒョンの腕を取りまた布団に引き摺り込む
『ちょっと、ほんとに怒るよ』
「……ヒョンの方から来たくせに」
俺はいいの
そう言ってヒョンは部屋を出て行ってしまった
一緒にいる空間
幸せなこの瞬間
僕たちだけの時間
それがこれからも続いていくように願いながら
これからもヒョンの隣で、愛を伝えていく
_____________
本当はもっと激しめにしたかったけどリアルさを追求してしまった…
皆さんの最終回の感想、是非お聞かせください
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CROOKED(プロフ) - Hiyokoさん» hiyokoさん、コメントありがとうございます泣またまた更新止まってしまう可能性大ですが頑張ります！ (2020年10月5日 1時) (
レス) id: 23f89516bf (このIDを非表示/違反報告)
Hiyoko(プロフ) - 新作ありがとうございます！生徒×先生の話すごく面白かったです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2020年10月3日 19時) (レス) id: aae4ca831b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CROOKED
| 作成日時：2020年10月2日 1時
