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「…ヒョン、本当にごめん」
『だからなんで謝るの？
もういいよ、ジョングガは何も悪くない』
暫く俺らはずっとあの教室にいた
落ち着いて学校を出る頃には日はどっぷりと暮れていた
「…俺が嘘なんてつかなければ
あんなことにならなかったから」
『嘘、って？』
「…俺さ、本当は彼女いないんだよ
でもヒョンも友達が出来たって言ってたから、そろそろ離れなきゃと思って
彼女が出来たって言えばヒョンと帰らない口実になるでしょ？」
『…別に、良いのに』
「うん、だからもう変な意地張るのはやめる
これからは俺がテヒョンイヒョンを守る
ずっとヒョンの隣にいるよ
もう、ヒョンは誰にも触れさせない」
『…はは……
なんか、告白みたいだな』
照れ臭くなって茶化すような言葉を言ってしまった
「…告白だよ、俺ヒョンのこと好きだから」
『……？！』
「幼馴染として好きとかじゃない
キスしたいし、抱き締めてたいし、他のやつにヒョンの姿を誰にも見せたくないし閉じ込めておきたい
だから、今本当に自分が情けないんだよ
ヒョンを守れなかった…」
意味がわからなかった
今まで可愛い弟だと思っていたジョングクは
いつの間にか俺と同じ背丈になって
水泳部の彼は程よく筋肉が付いてきていた
俺を見る目は好奇なんかじゃない
優しさに溢れた奥深い瞳
その目に見られるといつも安心できた
今も、少し困ったような顔で笑って
俺の腰を引き寄せた
『っ、』
「…ねえヒョン、本当に体触られただけ？」
『ちょっと、何回も言わせないでよ…』
「ごめん
…キスも？されてないんだよね？」
『当たり前だろ…』
なんでそんなことを聞くんだという疑問は
すぐに無くなった
「…キス、してもいい？」
『っ、なんでそんなこと、』
「付き合うとか、まだそういうのは考えなくていいよ
でも、俺のことを男として意識して」
『……けど…』
「ん？」
『っ、何でもない！
キスはダメ！そーゆーのは付きぁ…んんっ？！』
俺の言葉を待たずに
ジョングクの顔は近づいてきて唇が奪われる
でも、不思議と嫌じゃなかった
ただ唇同士が触れるキス
一瞬なのか、それとも数秒なのか
周りの時間が止まったように思えて
その熱からくる快感に身を委ねた
「、はぁ…
ヒョン、今日も綺麗だよ」
“俺のこと、男として意識して”
“もう、お前のこと男として意識してるけど…”
その言葉は、俺の心の準備が必要だから
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CROOKED(プロフ) - Hiyokoさん» hiyokoさん、コメントありがとうございます泣またまた更新止まってしまう可能性大ですが頑張ります！ (2020年10月5日 1時) (
レス) id: 23f89516bf (このIDを非表示/違反報告)
Hiyoko(プロフ) - 新作ありがとうございます！生徒×先生の話すごく面白かったです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2020年10月3日 19時) (レス) id: aae4ca831b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CROOKED
| 作成日時：2020年10月2日 1時
