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それでも僕は子供だった
僕の顔の痣が病気だって理解してくれる友達は勿論いた
なるべく気にしないようにしてくれていた子や僕に気遣ってくれる子
それは嬉しかったけどやっぱり酷い言葉を浴びせてくる子達もいた
無理して作った笑顔はいつの間にか僕の顔に張り付いたようになった
何を言われても笑顔でいた
まるで、僕はそんなの気にしてないというような顔で
でも、怖かったんだ
僕を見る無数の目は好奇の目であり僕を普通の人として見てくれた目はひとつもなかった
僕の人生は、こんなもんなんだ
そう思ってた時、2歳年下の彼に出会った
初めて僕を見た時に綺麗だと言った男の子
「テヒョンイヒョン、おはよ
今日も…綺麗」
『ジョングガおはよ
今日も…寝癖凄いね』
「へへ、いーもん
こんなの誰も気にしない」
ジョングクは毎朝、僕に会うと綺麗だと言ってくれた
最初は否定していたもののずっと言ってくるもんだから次第に慣れていった
でも、僕は自分のことをいくら綺麗だと言われても自分でそう思うことはなかった
僕はこんな顔だから他のところには特に気を使っていた
朝起きたら歯を磨いて顔を洗って、ご飯を食べる
少し褐色の肌をこれ以上焼けさせないために日焼け止めを塗って髪を整えて、お母さんのお気に入りのボディミストをほんと少し掛けてもらって家を出る
それが僕のモーニングルーティーンだった
「…じゃあまた帰り下駄箱のところで待っててね
僕を置いてっちゃダメだよ？今日も一緒に帰ろうね？」
『ひひっ
分かったよ、待ってるね』
「もし何があったら僕のところに来てね？
なんなら毎時間来ても良いからね？」
『はいはい
分かったから、もう行くね？』
初めてあった日に
僕の痣に対して彼に聞いた
何も思わない、それにその痣はチャームポイントでしょ？僕は素敵だと思う、よ？
そう言って彼は照れ臭そうに笑っていた
僕の顔について悪口を言っている人がいることは
ジョングガは転入してきてすぐに分かったという
きっと同級生から
今朝あの痣人間と一緒に登校してただろ？友達なの？
とでも言われたのだろう
彼は転入した初日から同級生を殴りそうになったとだけ言って怒っていた
僕のために怒ってくれた人は家族以外には初めてで
本当に嬉しかった
彼のおかげで、張り付いた笑顔は無くなっていた
代わりに、ジョングクの前では心から笑顔でいれた
彼の隣は暖かくて、心地良かった
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CROOKED(プロフ) - Hiyokoさん» hiyokoさん、コメントありがとうございます泣またまた更新止まってしまう可能性大ですが頑張ります！ (2020年10月5日 1時) (
レス) id: 23f89516bf (このIDを非表示/違反報告)
Hiyoko(プロフ) - 新作ありがとうございます！生徒×先生の話すごく面白かったです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2020年10月3日 19時) (レス) id: aae4ca831b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CROOKED
| 作成日時：2020年10月2日 1時
