甘い口付けを

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サグワside


ゆ「おはよ」



目が覚めリビングに行くとゆうこんくんがいた



サ「え、何でゆうこんくんいるの？！」


ゆうこんくんがいることにもびっくりだが
自分の声のガラガラにも驚いた



ゆ「昨日サグワが風邪引いたって親方から聞いて来た

昨日夜うなされてて起きたときに話したの覚えてない？」



サ「あー…覚えてない

ｺﾞﾎｯ,ﾝﾝﾝｯ…

てか俺熱やばいから、あんま近づかないで…」



ゆ「いや、んなこと気にしなくていいから

自分のこと優先して」



違うんだって

それだけじゃない



熱だから

なおさら…

熱に任せてしまいそうで


理性がもたないかも…


てか起きてるのがきついし…



っ、

ゆ「ちょ、サグワ！」


意外と強かったゆうこんくんの腕にもたれたまま、また深い眠りに吸い込まれていった




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ゆうこんside


サグワを布団のところまで運び、お粥を作ってまたサグワのいる部屋へ戻った


まだしんどそうな顔をして寝ていた


だから無理しないで定期的に休めって言ってたのに


心配になる


いつも元気なサグワだから尚更だ



弱ってるサグワはいつもより、無理をする


もっと自分を大切にしてほしい



ふと、側でぐっすり寝てるサグワの額にキスをする



ゆ「もっと頼ってよ…」


いつからこんな風にサグワを見るようになったんだろ




好きじゃないって、自分に言い聞かせる度に好きが積もり、大きくなって


自分でも、なんで？ってなる



でもこんな気持ち伝えられるはずがないから


心の奥に閉まっておこう


誰にもバレないように


そうすれば誰も傷つかない





もう一度、今度はサグワの唇にキスを落とす






ゆ「…好き」

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