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nj side
nj「僕、最近アルバム関連の作業してて忙しかったんですけど、
Aが話しかけてくれた時があったんです
珍しく、何か言いたそうな顔で…
でも僕忙しいって言うの理由にAの話を聞いてあげられなくて、後でなって言ったままだったんです」
その日は、作業も大詰めで見直しもしなきゃいけなかったし、もちろんレッスンだってあった
疲れていたのもあったけど、今思えばその時が最後のチャンスだったんだ
そう思うと胸が苦しくなった
nj「それから次の日になっちゃって、聞き直しても、大丈夫の一点張りで…教えてくれなかったんです
その日の夜、ジョングクが僕のところに来て、グチャグチャに丸められた紙を渡してくれたんですよ
その紙、算数のテスト用紙で…」
_______数日前
jk『ナムジュニヒョン、これ…』
ノックもなしに部屋に入ってきたジョングガを少し睨んだがそんなのどうでも良いと言うような顔をして僕の前に乱雑に丸められた跡がある紙を差し出してきた
見るとそれは算数テストだった
隣の点数を書く欄には"79"と書かれていた
jk『…ゴミ箱に捨てられてたんです
裏、見てください』
言う通り裏を見るとそこにはAの短い文とそれに返答する先生の文
"70点以上取れてたらヒョンに自慢したいから、先生お願いします！"
"Aくん！見事79点取りましたね！今までで1番いい点数ですよ
帰ったら沢山お兄さんに自慢して、褒めてもらおうね"
jk『多分、ナムジュニヒョンに一番に伝えたかったんじゃないですか？
ほら、算数教えてたのヒョンだし…っ、え、ヒョン？もしかして泣いてるの？』
nj「…っ、A……ごめんな…」
グチャグチャにされ、小さな丸いシミがいくつかあるこの答案用紙には、Aの全部が詰まっていた
自慢したかったことも、褒めてもらうためにあんなに苦手な算数を頑張ったことも、Aなりの優しさも、寂しさも全部
小さな丸いシミの上に自分の涙が落ちて丸いシミとなり溶け込んでいく
僕らは、僕は、Aに気遣って欲しいわけじゃないのに
でも、僕らはAの気持ちに気付けていたか？
_______
yg「もう、不安にさせるようなことはしません、絶対に」
jn「ユンギ…」
yg「僕らは、例え血が繋がってなくてもあいつの兄なんです
Aがこの1年間僕らの気付けなかった、溜めてきた想い、全部受け止めなきゃでしょう？
それが、僕らの役目ですから」
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sr - 感動しましたきっと次はヒョン達号泣かな。 (2020年8月14日 11時) (
レス) id: 53a26bd6a3 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクジュース(プロフ) - 感動しました！成長して欲しいけど…みたいな感じですね！毎回、楽しみにしています！更新、頑張ってください！！ (2020年8月12日 14時) (レス) id: bad808718e (このIDを非表示/違反報告)
CROOKED(プロフ) - ミルクジュースさん» わー！ありがとうございます(TT)頑張りますのでこれからも愛読お願いしますっ！ (2020年8月3日 23時) (レス) id: 23f89516bf (このIDを非表示/違反報告)
ミルクジュース(プロフ) - とても続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2020年8月3日 22時) (レス) id: bad808718e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CROOKED
| 作成日時：2020年8月1日 8時
