雪だるまくん4

★風邪ひいたその7（M） ページ34

［宮舘］
舘様sideで進みます

今日は、10人揃って雑誌の撮影
途中からAの様子がおかしい気がする…

休憩時間になり、Aに声をかける

宮「A。体調大丈夫？」

そう聞くものの『大丈夫』と笑顔で答えるA

そんな事言われたら、これ以上は何も言えず「そうか」とだけ答えた。

気になるまま、撮影も再開し少し経つころ…

フラ…とフラついた瞬間を俺は見逃さなかった！

ポーズを決めてる風にAを支えると、小声で『ありがと』と言われた。

宮「ほら。大丈夫じゃないよね。」と伝えると頷く彼女

俺にはバレたが、他のメンバーにはまだバレていないからなのか最後まで必死になっていつも通りを演じていた。

宮「よし、帰ろう。」
撮影終了後、俺が声をかけ彼女を家まで送っていこうと思ったが、俺の自宅の方が近くすぐにでも横にさせたかったため自宅へ連れ帰った。

自宅へ帰り、Aを自分のベッドへ寝かし食べやすいであろうスープを作る

数時間経つ頃、眠って楽になったのか寝室からリビングまで歩いてきたA。

宮「起き上がって大丈夫？」
『うん。少し横になったら楽になった。ありがとう。良い匂いに釣られて来ちゃった。』

クスッ

Aの為に用意したスープを温める

宮「どうぞ。」
『ありがとう。美味しそう！！』

ニコニコスープを飲み始めるAを目の前に座り、見守る

『美味しいね！！やっぱり舘様のご飯は美味しい！舘様とお付き合い出来る女の子は幸せだよねぇ。羨ましい…』

俺の気持ちを知ってか知らずか…
そんなことを言い出すものだから「じゃあ、Aが俺の彼女になる？」と冗談半分本気半分で言った。

『…なりたいな。だって絶対に幸せになれるもん。』

まさかの返答に、嬉しくて舞い上がる気持ちを押さえながら、テーブルの上に置かれていた両手を握り「じゃあこれからよろしく。」と伝えた。

Aはその繋いだ手をギュっとして嬉しそうに笑顔で頷いてくれた

宮「じゃあ…まずは舘様呼びから変えようか？」
『ん…え…』
宮「はい。涼太！」
『え！？呼び捨て！？り…りょ…りょーた…』

もう何年も舘様呼びだったAは戸惑っていたが、その戸惑い顔すら可愛い！！

宮「もう一回。ちゃんと呼んで。ほらっ涼太って」
『う〜…りょーた…』

可愛い！
連れて帰ってきたからには家に帰すつもりは無かったが、今日は一晩中呼び捨てに慣らされようと心に決めた。

上手く呼べたら、その先は…ねw

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