AGGRESSIVE.-Ki-

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浮腫んだ顔を見た上司たちはみんなして


『言わなくても分かってるよ。』


みたいな反応で挨拶を交わしてくる。





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「･･･本当にしばらく禁酒だ。」







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キーボードをカタカタ叩くと机の端で携帯が光ってる。





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「･･たっ太輔だっ！」




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『週末、ディナーしない？考えておいて。太輔』





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いつもよりも短いメール。


だけど宏光と違って何か温かい。





それにこういうメールってやっぱカップルみたい･･･。








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仕事帰りに太輔とディナーかぁ･･･。



素敵！！！！






『ディナー、楽しみにしてるね！』




さっそくルンルンで返信をして仕事再開。






なんか気分が違う。



太輔と会うんだって考えたら、仕事も楽しい。


今週頑張ったらディナーだ。







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横「･･･恐ろしいねその太輔くん」




「恐ろしい？！なんで？」




横「たったちょっと会っただけで、Aを魅了してるでしょ。」




「そりゃ･･･素敵な人だなーと思うよ。」




横「でも宏光には敵わない〜って？」




「･･･私そんな言い方しないもん。」





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鼻でふって笑った渉は細身に似合わないほどの

大盛りカレーを完食。





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横「宏光に抱きしめられたなら、脈はあるってことでしょ。」




「･･･それは、分かんない。」




横「今のうちにお見合いやめないとって、何度も言ってるよね？」




「･･･。」







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ちょっと怒り気味の渉に返事ができないのは



なんで･･？

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