AGGRESSIVE.-Ki-

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「待って！！！」



宏「･･･？」




・





腕に力をいっぱいいれて引き止めた。


まだ･･･、






「まだ帰っちゃだめ。」



宏「･･･はい？」




・




珍しい私の引き止めに目をパチクリさせて驚く顔が

嬉しくて、もっと見たくて。





・







「････まだ一緒にいたいの、だめ？」




宏「は？お前･･っ」





・






腕にいれた力は緩めずに宏光の瞳を真っ直ぐに捉えた。


お願い･･･その視線を私から逸らさないで･･･。






・






「もっと一緒にいたいの･･･。」


宏「A･･っ、いつからそんなこと言うようになった？」


「････っ。」






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少しずつ震えていく手が、

力を失っていくのを感じる。





置いていかないでほしい。


私のことも、私の気持ちも･･･。



そう思ったら涙が溢れそうになって


何が悪あがきよ･･･こんなことで泣くなんてまだまだじゃない･･･っ。




・






宏「･････分かった、まだ帰んねーから･･な？」



「ほんと･･？」



宏「本当。だから泣くなって･･ほら。」





・





目をごしごしこすられて視界が遮られる。

そんな強くこすらなくたって、涙はもう止まってるのに･･･







「もう、痛いよー･･･。」



宏「･･･。」



「宏光？」



宏「･･･。」



「ねえ、宏光ってばー」






・




視界が真っ暗だから何も見えなくて


黙っている宏光がどんな顔してるのか分かんない。




・





・



ねえ、そんな黙ってどうしたの？




・






・






宏「･･･ごめん。」




「え？ごめんってなにが･･？」





・




勢いよく寄せられた体は

好きな香りがして、心地よくて････。







・







「なんで･･･？。」






なんで抱きしめるのよ････。

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