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なんで・・・?なんでいるの?
私さっき、本当に宏光に電話しちゃった?
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宏「おう酔っぱらい。」
「・・・め、面目ないです。」
私の返事を聞いたあとチラッと太輔を見た宏光。
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宏「・・・どーも。」
藤「こんばんは。」
宏「お見合い相手さん?」
藤「藤ヶ谷です。よろしく。」
宏「ふ〜ん・・・?」
ふ〜んって何よ!!!!!
向こうが名乗ったら自分も名乗りなさいよ!礼儀だろ!!
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「太輔。この人が宏光だよ。」
宏「甘〜い声出しちゃって。」
「・・・。」
宏「つかお前どんくらい飲んだ?気持ち悪くねーの?」
「覚えてないの。ちょっと気持ち悪い」
宏「そんな強くねーんだから・・・ん、早く寝ろ。」
「分かってます。じゃあね太輔、本当にありがとう。」
藤「うん。おやすみ。」
宏「・・・。」
藤「失礼します。」
宏「・・・ふんっ。」
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だからなんだその態度はぁぁぁ!!
睨みつけても知らんぷりしちゃって・・・。
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宏「ほらちゃっちゃと水飲め、水。」
「ん・・・もう飲めない〜。」
宏「んな顔して会ってんじゃねーよバカ。」
「え?どんな顔?!化粧崩れてた!?」
宏「そういうことじゃねーんだよ。ほら早く水。」
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人の家の台所漁ってコップ使って
偉そうによく言うよ本当・・。
「ねー私、宏光にも電話しちゃった?」
宏「留守電入ってたけど?何お前それも覚えてねーの?」
「・・・まあね。」
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慌てて携帯開いて発信履歴見たら
太輔と宏光・・・それから渉にも電話して、同僚にまで・・・。
宏「あれまぁあれまぁ、こんな電話掛けて。」
「・・・アルコールしばらくやめる。」
宏「おー、それがいいじゃん。」
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ピッと音と同時に宏光の携帯から私の声が流れる。
『もしもーし。もしもーーーーし。もしもーーーーし。』
・・・!?私の声!?
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宏「これだけじゃねーからな。」
ピッ
『もう早く来てよ〜〜酔っちゃった〜・・・ふぇっく』
ピッ
『太輔〜〜?あれれ??あ宏光か〜〜・・』
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宏「お前酔うとひでーな?」
「面目ないっすね。」
まじで禁酒しようと誓った夜でした。
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かえで(プロフ) - 初めまして!愛の魔法をもっとが気になりまして読んでます。続き書いていただけたら凄く嬉しいです。 (2022年9月8日 5時) (レス) id: df0d2cc828 (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは!!凄く良いですね!! (2016年2月15日 22時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
たむあ(プロフ) - yutak☆彡.。さん» そう言っていただけるなんて、本当にありがとうございます(*´∀`*)移行ができましたので、またそちらも読んでくださったら嬉しいです♪ (2016年2月14日 17時) (レス) id: 7a46446bf5 (このIDを非表示/違反報告)
yutak☆彡.。(プロフ) - 移行されるんですね!!♪いつもたむあさんの作品ドンピシャなものばかりでにやけながら読んでます(笑)これからも楽しみにしています〜♪ (2016年2月12日 21時) (レス) id: ac37ca0b75 (このIDを非表示/違反報告)
たむあ(プロフ) - あんみつさん» 初めまして^^コメントありがとうございます〜!どちらの魅力もたっぷりと表現できるよう頑張ります。 (2016年1月24日 14時) (レス) id: 7a46446bf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たむあ | 作成日時:2016年1月7日 23時