AGGRESSIVE.-Ki-

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藤「俺はその高校に通ったけど、２人の姿見れなくて

ちょっと残念だなーって思ってる自分がいて。」





「公立の商業高校に通ったんです。」





藤「そりゃ会えないわけだよね。」






「はい･･･。」






藤「今でもその人と付き合ってるの？」






「あっ･･･えっと。」








どこから説明したらいいんだろう？









藤「あ、ごめん。悪いこと聞いちゃった？」





「いえいえ、私たち元々付き合ってなんかないんですよ。」





藤「･･･え？」






「私はずっと好きで告白もしてるんですけど、
肝心の向こうが･･･アハ。」






藤「そうなんだ･･･。ごめんね？」






「いや気にしないでください！私ももう開き直ってるっていうか、

気にしてないので！」







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申し訳なさそうに笑う藤ヶ谷さんの顔は


何をしてもどの角度から見ても････素敵。



って何を私はさっきからうっとりしてるの！！






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藤「一目惚れしたんだ。」





「･･･････は？」





藤「入試で見かけた時から、ずっと気になってた。」






「･･･。」







わっつ？




今･････



一目惚れって、言った？







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藤「あとから気づいたの。俺その子のこと気になってるんだなーって。」





「･･･。」






藤「そしたら近くの高校の友達がたまたま、


Aちゃんの名前知ってたの。」






「･･･。」






藤「ってなんかストーカーっぽかった？」






「･･･。」






藤「あれ？Aちゃん？」





・





こんなイケメンに一目惚れだなんて言われて




放心状態にならない人はこの世にきっと、１人もいない。






・






・







帰ってからもドキドキが収まらなくて



一体どうしたものかと心に問いかけても




『一目惚れしたんだ。』が頭の中で繰り返し再生される。






・







最後に交換した連絡先をひたすら眺めて



はあっとため息。これは幸せのため息。




初めて告白されちゃったから嬉しくないわけがない！






・





ピロン♪





「げっ･･･渉。」





渉『もしもしー。浮気中のAさんですかー？』





「ご、語弊がある！！」





渉『･･･知ってる。でもごめん、宏光に話しちゃった。』








てへって舌出してる姿が想像できる。


･･･････なにやってんだよおおい！！

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