AGGRESSIVE.-Ki-

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おーまいがっ！！！





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母「んふ、そのワンピース似合ってるね。」








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母の勢いに負け、口でも負け、


恵比寿にいる私は敗北者です。







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なんとか宏光にはバレないで来れたけど


渉には多分バレた。




っていうかママと渉ママ仲良しだもん！！


絶対にバレてる。








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はあ


なんて清々しい空なの･･･。


こんな日は宏光とデートして････







「ってここどこ！？」





母「待ち合わせのホテルでしょ。」






「こここ、高級すぎない？！」






母「ここに入ってるレストランでお食事するの。

お相手の方、とってもセンスがいいみたいね。」






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本日２発目、おーまいがっ。



相手はお金持ちか････。




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でもそういうのって大抵、デブで歳いっちゃってる人とか



メガネかけて「恋愛？･･ふっ(鼻で笑う)」みたいな



そんなイメージしかないよ。



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でも私がバカだった



ママのことを甘く見ていた。








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目の前に座るお見合い相手という男性。



黒いスーツに身を包み



礼儀正しく挨拶をしてくれて、



どんなものかとそうっと顔を覗いてみたら








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「ちょ････！！！」







超イケメン！！！！！！！









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藤「はじめまして。藤ヶ谷 太輔です。」




「･･･！！！」






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声も笑顔も素敵！！！

パ、パーフェクト！！！！

あれ、あら、あらららら？？私足、震えてない？






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母「ほらちょっと。挨拶は？」




「あ、え、･･･っこんにちは！！！」




藤「こんにちは。」




「くっ！･･･だめだ眩しい！！」




藤「え･･？」





母「あらやだこの子ったらもう！ごめんなさいねぇ〜。」







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こんなオーラ放つ人、宏光くらいしか会ったことない！



っていうか宏光よりも色気半端ない！





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藤「Aさんって、楽しい方なんですね。」




母「もう･･やだわー恥ずかしい。」







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なんでママは会話できてるのぉ！？


私心臓発作で倒れそうなんだけど･･･ッ！




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藤「Aさん、これ美味しいですよ？」




「あっあっ、ありがとうございますっ！」




藤「そんな緊張しないで？俺まで緊張移ってきちゃうっ。」




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な、なんだ今の照れた笑み。



やばいぞこのパーフェクトボーイ。

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