氷輪セレナーデ ��

甘い紡ぎ 1 ページ15

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スマホに、大好きな彼から 《おやすみ》と
届いたのは、部屋に戻ってからすぐだった





おやすみなさい、と返信して
思い切りベッドにダイブした






これ、本当に現実？
夢じゃ無い？


何度ほっぺをつねっても、叩いてみても
痛いものは痛くて 現実なんだと実感する






どうしよう…なんだか目が冴えて
全然眠れそうに無い…







そんなことを思いながら
いつの間にか眠りについていた









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まだまだ続く、夏休み


休みなのに目覚ましをかけたお陰で
しっかり朝から起床





ちなみに、案の定目は腫れていて
知り合いに会おうものなら笑われてしまいそうだ



とりあえず、入念に顔を洗ってみた

そんなに変わらないけれど、
少し経てばいつも通りに戻るはずなので
鼻歌交じりにキッチンへ



一夜が明けても興奮覚めやらぬ、な私は
これが夢オチだったらきっと病んでしまう









ゆっくり過ごしていたところに
着信音が鳴り響く






『もしもし…！』


「もしもし、はよ」


『おはようございます！』


「…おぉ、元気だな、(笑)」






「今日は俺ん家おいで」


『はい！ぜひ！！』








浮かれてテンションの高い私に
ほっくんは ふっ、と笑っていた






どうしよう、幸せすぎて頰が緩んでしまう…

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