あなたにふさわしい女になるために【2434】

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人生何があるか分からない、ホントそうだなと今日思い知った。






『…嘘でしょ…1次選考、2次選考…共に通過…』





莉音に勝手に応募されて最初は焦った。

正直やる気はなかったし適当にやって落ちとことか思ってたけど…

莉音からにじさんじのことを聞いていたら悔しいけどいつの間にか、少し乗り気になっていた。






音楽は元からすごい大好きだ。嫌なことを忘れられるし、歌っているのも嫌いじゃない。




『まぁ、できる限りの事はやってみよう…』





――いつか、成瀬に振り向いて貰えるように。――




――成瀬にふさわしい女になるために――






『…結弦さんみたいな綺麗な女性にはなれないだろうけど…』




ﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯ…




『莉音だ、どしたんだろ』









莉音にじさんじオーディションどーだった!?



Aどーでしたでしょーか



莉音わかんなーい



Aなんと1次選考、2次選考通過致しましたー




報告をしてすぐに莉音から電話が掛かってきた。まー、そうだろーなとは思ってたけど







莉音«おめでとううううううA！！！！！！»




『キーン…うるさっ…』




莉音«そりゃうるさくもなるよ！！！すごすぎじゃん！？やっぱ応募しといて正解だったなぁァァァァァ…»




『うん…』



莉音«いやぁ私も鼻が高いなぁぁ…応援してるからね！»




『いやまだ3次選考通過してないから…』




莉音«それもそうだね…でもAならいけるよ！！！»




『…ありがとね、莉音』




莉音«…！»




『莉音のお陰で、新しい道開けそうな気がする。ありがと』




莉音«なに急に可愛いこと言っちゃってんの…！！友達のこと応援するのは当たり前でしょ！»




『うん…ありがと。』




莉音«ふふっ、じゃあね。おやすみ！これで私も気兼ねなく寝れる…»




『うん。おやすみ。』







ほんとにありがとう、莉音。







私頑張るね。

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