私だけのLight

嘘つき ページ32

「……え」




ちょっと待って(チ)さん…


それ、どうゆう……









俳優「…なーんちゃって〜^^



Aちゃんどうだった？ 僕の演技^^？」






……演技？





俳優「…彼が心配するよ？ 早く話しておいで^^」





……ソンギュ…


(チ)さん…。





「……あ、あああ、うん。」



俳優「^^」





携帯を握りしめ


扉が閉まる瞬間にふと見えた



(チ)さんの

誰かを想う寂しそうな表情が


胸に残ったまま

私はソンギュの電話に出た







SK「A、何してる？」



「………え？」



SK「今、何してた？」



「あ、うん^^ 今、テレビ見ながらぼけ〜としてた」


SK「考え事か？」



「…うん」



SK「……今日は、ごめんな」



「うん、大丈夫」





……ソンギュ、私の方こそ

ごめんなさい。




SK「明日は絶対、時間つくるから」



「…うん、ありがとう^^*」




ソンギュ。


私、


心が一瞬浮気しちゃった



ごめんね。








••••••••••••••




俳優「やっぱり彼氏いるんだね^^」




「…はい。笑」



俳優「嘘つきAちゃん^^♪」




「……(チ)さんも、いるくせに」



俳優「…僕は…」


「……？」



俳優「やめた。笑

Aちゃん、僕に嘘ついたから話さない^^笑」



「……はい^^;」




俳優「……クリスマスは彼と？」



「うーん、忙しいから…どうかな」



俳優「じゃあ、クリスマスは僕と？笑」



「…それは、、、笑」



俳優「ははは、嘘だよ嘘^^」






俳優「あ、携帯」



「ん？」



俳優「携帯の待ち受け見せて^^」



「うん？ はい」





俳優「………よし、これでいいかな」




「？？」




俳優「僕の番号、ここ。一番上の^^」




「！」



俳優「また時間ができたら、一緒に飲もう^^」




俳優「今日はありがとう。

彼氏によろしくね(^^)」





まるで一つも酔っていないような(チ)さん。


……また、いつか。



私から(チ)さんには

連絡できないから


このまま思い出になるように

そう願いながら


(チ)さんの背中を見送った。

隠し事→←2人

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す