10 side Nissy ページ10
Aも俺に
一つ頷き返して
すうっと息を吸う。
そしてまたみんなに向かって話し出す。
「あの、私事ですが
先日結婚、しまして…。
改めまして。
えっと…
西島Aです。
よろしくお願いします。」
よほど照れてるのか
真っ赤になって頭を下げたA。
西「ちなみに俺のだから。
手、出すなよ。」
新田くん他、
Aと初対面のスタッフに横からそう付けたした俺。
新田くんの顔が引きつっていく。
新「ぅ…っそ…じゃ、ないみたいっすね。」
周りのスタッフのニヤけた顔を見て
そう呟く新田くん。
新「手っ…や、そんなつもりは…っ!
ただの握手ですって…。」
西「うちの奥さん、かわいいでしょ?
でもだめ、俺のだから。」
「もう西島さん!仕事中です!」
新「すげぇ、にっしーに怒ってる…。」
西「何せ伝説の敏腕マネージャーですからね。」
「それ、やめてください。」
西「はい、すみません。」
ス「この感じ、久々に見たね。」
チームのみんながクスクスと笑っていて、
なんだか嬉しくなる。
新「あ、えと、にっしーはにっしーで
速水さんは西島さん?Aさん?」
軽くパニックになってる新田くんを見かねて
たかと長い付き合いの監督さんが助け舟を出してくれる。
監「今日からみんな、速水ちゃんのことはAちゃんもしくはAさん、かな?
そんな感じでいいよねにっしー。」
西「名前呼びはちょっと…。」
「もう!わがまま言わないでください。
みんな困ってますから。」
西「はーい。じゃしょうがない、今回だけな。」
監「にっしーも若い子いじめないの!」
西「はーい。」
あっけにとられながら私たちを見つめる新田くんやスタッフさんと大笑いの監督さん。
監「Aちゃん。
また一緒に仕事ができてうれしいよ。
遅くなったけど、結婚おめでとう。
スウェーデンでお祝いしようね。」
「はい、ありがとうございます。」
やっぱりNissyチームはあったかい。
久しぶりのこの感覚に
心の中がワクワクで埋め尽くされていた。
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(´・ω・`)(プロフ) - 大好きな人は。めちゃくちゃ素敵で何度も読み返してます!できたら、ショートのパスワード教えて欲しいです。 (10月29日 7時) (レス) id: e27e13d6a3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - 大好きな人は。とてめ素敵なお話でした(^^)♡こちらの作品も1から全て読みたいです!パスワード教えて頂けると嬉しいです!! (2022年11月22日 1時) (レス) id: 7929bd4039 (このIDを非表示/違反報告)
eringi01030214(プロフ) - 先日読み終えたのでいまから見させて頂きたいと思ったらパスワードかかっていたので教えていただきたいです(;;) (2022年11月21日 3時) (レス) id: ea8392449b (このIDを非表示/違反報告)
りりり(プロフ) - 今から読ませて頂きます♪1から全て読みたいのでパスワード教えて頂きたいです!!! (2022年11月11日 9時) (レス) id: 6961cbc2a1 (このIDを非表示/違反報告)
eight888loooove(プロフ) - 大好きな人は。読ませて頂きました!ステキなお話で一気読みしてしまいました^ ^他の作品も読ませて頂きたいです!パスワード教えて頂きたいです。 (2022年11月5日 7時) (レス) id: 17095d27b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリィ | 作成日時:2020年5月27日 7時