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「た…かっ、ん…っぁぁ…！」
もう何度真っ白い世界に
飛ばされたかわからない。
がくがくと震える体を
止めることができない。
西「…っ、A…っ。」
甘い時間、なんてものじゃない。
強すぎる刺激は
苦しいくらいの快感。
なのにやめてほしくない。
「も…む、りっ…んんぁっ…！
た…っ、ぁ。」
壊れる、そう思った。
だけど。
たかに揺らされ続けて
壊れてもいい、とさえ思った。
だって。
私を抱いてるのは、
この世界でいちばん大好きな人。
肌と肌で触れあえば
ただお互いのことだけを
感じられる。
他人の目も、評価も。
過去の傷も、今の環境も。
立場も、何もかも。
関係ない
二人だけの世界。
私の名前を呼びながら
余裕のない顔をしてるたか。
乱れた髪の隙間から見える大きな目は
熱情に染まってる。
この人が好き。
この表情は私だけのもの。
他の誰にもあげない。
「…っああ…っ！」
もう何度目かわからない、
高みに押し上げられる。
背中がベッドから浮くくらい
しならせた体が
またシーツに落ちると
ふと止まるたかの動き。
知らぬ間に目を固く閉じて
与えられる感覚だけを追っていた私が
目を開けると。
たかは
きれいな目を細めて
口元を緩めて笑っていた。
西「すげぇ、気持ちよさ、そうな顔…
してる。」
「や…っ、見な、い…で。」
思わず両手で顔を覆うと、
その手を掴まれてベッドに押し付けられる。
西「なんで？かわい…。」
その言葉と共に降ってくる軽いキス。
重なる手を指を絡め握り返すと
今度は息もできないほどのキスに
夢中にさせられる。
かと思えば。
「んんぁっ…っ！！」
体の1番奥に感じる
強すぎる刺激に思わず
たかの背中に爪をたてる。
目の前が眩しく感じるほどの
快感と共に体がふわりと
どこかへ飛んだ気がした。
西「…A？」
はっと気づくと
まだ繋がったままたかに抱きしめられていた。
どうやら一瞬意識が飛んでいたみたい。
西「平気？」
「う、ん。」
西「ごめん…俺。
加減できなくて…。
でもまだ足りない…」
「わたし、も…っ、
もっと欲しい。
もっとして？」
西「…っ、ホント、煽るの得意…だよな、」
そして私達は汗ばむ肌を重ね続けて、
逢えなかった時間を埋めるように
ただひたすら抱き合った。
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リリィ(プロフ) - fukaさん» 出逢えてよかったって言ってもらえてとても嬉しいです。書いてよかったです！ありがとうございますー★ (2020年4月12日 15時) (
レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
fuka(プロフ) - 完結お疲れ様でした！ 前作から読ませていただき、何度も涙がこぼれました。切なさや悲しさ、喜びなど、たくさん感動したりして、すごく素敵なストーリーだったなと思います！ 終わってしまって寂しいですが、この物語に出逢えてよかったです！ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 0f2ddad342 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Yuiさん» ありがとうございます☆頑張ります！ (2020年3月31日 10時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - ゆにしぃさん» コメントありがとうございます！また読見に来ていただけるようにますますがんばります！ (2020年3月31日 10時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
ゆにしぃ - 長編お疲れ様でした！このstoryは本当に大好きです！！（side story楽しみにしてます！） (2020年3月29日 12時) (レス) id: 2657bef5db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2019年12月1日 8時
