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お店を出た私達は、向かい合う。
朱里「じゃあ、また連絡するわ。」
そう言った朱里さん。
「私にはお願いすることしか
できません。
どうか。
西島さんや、
メンバーのみな…さん…に…」
ぐにゃりと視界がゆがむ。
目の前の朱里さんの顔がよく見えない。
立っていられないほどの
猛烈な眠気に襲われる。
眠いのか、
気持ち悪いのか。
何かに飲み込まれていきそうな
感覚。
「な、に、これ・・・。」
なんとか朱里さんの顔を見る。
「あ・・・かり、さ・・・」
声もうまく出ない。
そこにはひどく冷たい顔をした
朱里さんがいた。
「愚かなことだってわかってても。
あなたという存在が、
あなたの幸せが。
私のものだったかもしれないものを
すべて持って行ったあなたを壊すまでは・・・。」
まともに見えなくなってきた視界。
感覚で、
倒れ込む私を朱里さんが
支えてるのがわかる。
耳はちゃんと朱里さんの言葉を拾う。
私を、壊す・・・。
朱里「もしもし。
お店の前に来て。
あなたのAちゃん、
捕まえたから。」
その言葉を最後に私の意識は途切れた。
そして、次に気がついた時。
ひどい頭痛と、冷たい床の感触。
薄暗い部屋。
「ここ・・・。」
・「気がつきました？」
「あなたは…。」
霞む視界が
だんだんクリアになる。
そこにいたのは、NYPの日。
私に付きあってほしいと言った
あのサブマネの男の子がいた。
・「速水さん。
おはようございます。」
頭が痛くて、
ちゃんと思考がまとまらない。
「なん、で？」
・「朱里さんに、言われたんです。
速水さんをもう西島さんのところには
戻れないようにしてあげてって。
それが、速水さんのためだって。」
体を起こそうとしても、
うまく動かない。
片方の手だけが、
何かにつながれている。
・「こんな風になっているのに、
西島さんは速水さんを助けに来ない。」
やっと。
彼の名前を思い出した私。
「徹くん。
なに、言ってるの・・・。」
徹「やっと、名前を呼んでくれましたね。」
彼はそう言って
嬉しそうに笑った。
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由希(プロフ) - 読みました。6も楽しみにしてます。読んでて涙が出てきます、切ないです。早く隆弘くんに助けに来てもらいたいです? (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - 続きが気になって…お楽しみをありがとうございます (2019年4月10日 22時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 由希さん» ありがとうございます！続きは次枠でお楽しみくださいませ☆ (2019年4月10日 22時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 早速読みました、続き気になります、更新楽しみにしてます (2019年4月9日 23時) (レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» いつもありがとうございます！コメントいただけるとすごく嬉しくて励みになります！隆ヒーロー…隆弘っ！早く助けに来てね★ (2019年4月8日 21時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2019年2月25日 8時
