243 side Nissy ページ43
今日は
Aがあいつに会いに行く日。
仕事を一つ終え、
ここでAと別れる。
楽屋でスケジュールを確認する。
「この後はグループでの撮影です。
終わり次第、解散ですからね。
さくらさんにお願いしてあるので、
何かあったら言ってください。」
西「ん。わかった。
何時に待ち合わせ、なの？」
「18時です。」
西「…なぁ、やっぱり…」
心配だから、
一瞬に…
と言いかける俺に。
「大丈夫。」
と笑ってみせたA。
西「でも…」
「終わったら、
連絡しますから。
西島さん。
わかってると思いますけど…。
仕事、ちゃんとしてくださいね。」
もちろん、
今日は大事な撮影だってわかってる。
西「わかってます。
仕事はちゃんとやる。」
よかった
出来上がり楽しみにしてます、
と言って、一つ息を吐いたA。
「じゃあ、行ってきます。」
そう言ったAに
手を伸ばして
腕の中に閉じ込めた。
西「気をつけてな。」
「はい。」
顔を上げたAが、
背伸びをして俺にキスをした。
恥ずかしそうに頰を赤くして
じゃあ、
と言って俺に背を向けたAの姿が、
ドアの向こうに消えていく。
パタンとしまったドア。
はぁ、とため息をついて、
まだAのぬくもりが残る手のひらを見つめた。
その後の仕事は
Aがいないとどうしても困ると
言うわけじゃない。
だけど、
大丈夫かどうかが気になって仕方ない。
それでもAに言われた一言があったから、
なんとか仕事を終えた。
Aの方が緊張してるし怖いだろうし、
平常でいられないはずの今日。
俺に向けてくれた笑顔が
あまりにもいつも通りだった。
そして仕事を終えた俺のスマホに、
Aからのメッセージが入っていた。
終わったのかな？
いつも通りにそのメッセージを開いた俺は
画面に表示された画像を見て
頭を殴られたかのような衝撃を受けた。
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由希(プロフ) - 読みました。6も楽しみにしてます。読んでて涙が出てきます、切ないです。早く隆弘くんに助けに来てもらいたいです? (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - 続きが気になって…お楽しみをありがとうございます (2019年4月10日 22時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 由希さん» ありがとうございます！続きは次枠でお楽しみくださいませ☆ (2019年4月10日 22時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 早速読みました、続き気になります、更新楽しみにしてます (2019年4月9日 23時) (レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» いつもありがとうございます！コメントいただけるとすごく嬉しくて励みになります！隆ヒーロー…隆弘っ！早く助けに来てね★ (2019年4月8日 21時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2019年2月25日 8時
