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「だけど、そのせいで…。」
俯いてしまう私の顔を覗き込むたか。
西「なんかあった？
まぁ、京セラでのことは、
ともかく。
俺はちゃんと。
少しずつだけど結果を出してる。
ソロも、もちろん、グループも。
そして、それは少なからず
Aの仕事のおかげでしょ。
少なからずというより、
マネージャーのしてのAの有能さは
みんな知ってると思うけど。」
黙ってしまった私に更に言う。
西「Aが恋人だからって、
悪影響なんてなにもない。」
顔を上げれば自信満々な顔のたかと目が合う。
「でもね…。
実際、今。
私のせいで問題がおきてますよね。
朱里さんは…。」
そこまで言いかけたとき。
西「それも。
あいつがなんでAを敵対視するのか。
よくわかんないけど、
要するに妬みだろ？
その責任をなんで、
Aがとるのさ。」
たかの話してることを聞いてると、
確かにそうなのかも…
と思えて来るところもある。
「だけどね。
それがきっかけで、
実彩子さんとのことが…。」
公表されて困るのは、
私とのことじゃない。
実彩子さんとのこと。
これは
グループの存続に関わる。
西「そう、だよな…。
だけど。
それも、Aと出会う前のことだし、
それが原因で俺や実彩子が攻撃されるのは
仕方ないし。
グループに迷惑かけたら
俺と実彩子の責任、だよな…。」
「でも、私のせいで、
知られたくないことを知られるのなら。
私の責任ですよね…。」
西「だけど、もともとは、
俺と実彩子が付き合ってなければ、
バラされなくて済むし…」
そこまで言って、
西「なんか、この論議って…。」
「無限ループ…」
西「だな。」
顔を見合わせて笑い合う。
こんな状況なのに、笑えるなんてね。
やっぱり、たかがいてくれる。
それだけで前を向けるのかも。
心の中があったかくなる。
西「なんか久々に、
Aとちゃんと、話できた気がする。」
そのまま繋いでいた手を引かれ、
たかの胸におでこを押し付けられる。
西「離れない。絶対に。
二人で乗り越えような。」
「はい。」
この人を好きになってよかった。
心の底からそう思った。
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由希(プロフ) - 読みました。6も楽しみにしてます。読んでて涙が出てきます、切ないです。早く隆弘くんに助けに来てもらいたいです? (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - 続きが気になって…お楽しみをありがとうございます (2019年4月10日 22時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 由希さん» ありがとうございます！続きは次枠でお楽しみくださいませ☆ (2019年4月10日 22時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 早速読みました、続き気になります、更新楽しみにしてます (2019年4月9日 23時) (レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» いつもありがとうございます！コメントいただけるとすごく嬉しくて励みになります！隆ヒーロー…隆弘っ！早く助けに来てね★ (2019年4月8日 21時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2019年2月25日 8時
