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西「俺らって。
たいてい休みの日ってこんなだよな。」
傍らに置いてあったたかのTシャツを
頭から着せられ、
手を引かれる。
西「お腹空いたでしょ。
ご飯作っとく。」
と言われ、
そのままバスルームに押し込まれる。
一人になると
とたんに感じる
自己嫌悪。
確かに何も考えずに眠れたけど。
「だめだなぁ、やっぱり。」
覚悟を決めたくせに、
逃げ出したくなって、
西島さんの腕の中に逃げてしまう
弱い自分が嫌いだ。
バスルームから出ると、
美味しそうな匂いがする。
西「あ、髪の毛乾かしてないじゃん。」
私を見てふわりと笑うたか。
「あ…忘れてた。」
私をソファに座らせて、
ドライヤーを持ってきたたかは、
私の髪の毛を乾かし始める。
「気持ちいい。」
大きな手でわしゃわしゃされる。
肩につかない長さの髪は
あっという間に乾く。
西「ほい。できました！
さ。
ご飯食べて出かけよう。」
「え？どこか行くんですか？」
西「うん。」
「どこ？」
西「ないしょー。」
人差し指を唇につけて、
軽くウインクする。
西「あとでのお楽しみね。」
作ってくれたのは、
たらこパスタだった。
西「これさ。
拓実さんに教わったレシピなんだー。
どう？」
「うん！おいしい！」
西「だろ？」
嬉しそうに笑うたか。
この穏やかな時間が幸せすぎて
涙がでそう。
それを誤魔化すように、
パスタを口に運ぶ。
「かっこよくて、歌もダンスも上手で、
料理も上手いなんて。
ずるいなぁ。私の彼氏。」
西「なかなかいないよ、
こんないい男。
って、
自分で言うなってな。」
今度はくしゃっと満面の笑み。
「…ふふっ。
敵わないな、たかには。」
西島に「それ、
よく思ってる俺も。
Aには敵わないなって。
はい、あーん。」
自分のフォークに巻きつけたパスタを
私に向けるたか。
「え？」
西「あーん、ほら早く？」
つい口を開けると、
たかのフォークが口の中にパスタを運ぶ。
「…おいし。
なんか、
今日のたか、甘いね。」
そう？
なんて首を傾げる姿も
愛おしい。
甘すぎて、
幸せすぎて。
もう少し。
この幸せに浸っていたいと願った。
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由希(プロフ) - 読みました。6も楽しみにしてます。読んでて涙が出てきます、切ないです。早く隆弘くんに助けに来てもらいたいです? (2019年4月10日 22時) (
レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - 続きが気になって…お楽しみをありがとうございます (2019年4月10日 22時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 由希さん» ありがとうございます！続きは次枠でお楽しみくださいませ☆ (2019年4月10日 22時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 早速読みました、続き気になります、更新楽しみにしてます (2019年4月9日 23時) (レス) id: 8944fa1049 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» いつもありがとうございます！コメントいただけるとすごく嬉しくて励みになります！隆ヒーロー…隆弘っ！早く助けに来てね★ (2019年4月8日 21時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2019年2月25日 8時
