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156 side Nissy ページ6

それから何日か経って。


今日はグループのレコーディング。
その後リハが入ってる。
そしてその後、ソロの仕事。



ソロとグループ。



どちらも大切だ。



AAAは俺のホームだと、
思えるようになったのは
ソロ活動をすることが
できるようになったからだと思ってる。



11年目で、
立つことができるドームのステージ。



ここまで、
何度もAAAを辞めたいと思ったことがある。


だけど。


今はやってきて良かったって心から思う。


自由がきかないし、
制約がかかることもたくさんある。


それでも、AAAの西島隆弘も
Nissyもどっちも俺だから。



みんなで立つドームが
とても楽しみだった。



そして今日は仕事の合間に、
前から話がでていた
Aがずっとお世話になってる弁護士の先生と
三人でと食事をすることになっていた。



「渉先生!」



渉「Aちゃん。」



待ち合わせ場所に現れたその人を見て
ちょっとだけ驚いた。



弁護士の先生というくらいだから、
ちょっとだけ年配の人を想像してた俺。


でもその人はモデルにでもなれそうな、
長身で整った顔をしていた。


渉「初めまして。長瀬と申します。」



仕事じゃないから、
名刺はいいかな?と軽く笑うその人。


「西島さん、こちらが私がお世話になってる
長瀬渉先生です。

渉先生、えっと…」



「西島隆弘です。よろしくお願いします。」



Aが言葉に詰まってるのを見て、
自分から名乗る俺。



「知ってるよ、西島くん。

Aちゃんの彼氏が芸能界の人だときいて
びっくりしたけど。」



とにかく、座ろうか
と芸能人の俺を見ても余裕の長瀬さん。
聞けば、俺よりも少しだけ年上だった。



注文を終え、
Aが、長瀬さんと
笑顔で話してるのを見ると
なんだかもやもやする。


心から長瀬さんを信頼してるんだろう、
屈託のない笑顔のA。
俺といるときとはまた違う表情。


三人で話をしながら食事をしているとき、
Aのスマホが鳴る。


「さくらさんだ。

ちょっとすみません。」



そう言ってAが席を立つと
長瀬さんがAの背中を見つめながら
俺に問いかける。



渉「Aちゃん、

いい表情になったね。
西島くんのおかげかな?」



その、
見守るような
優しい視線。



渉「この前は、道で過呼吸になってて
びっくりしたけどね。」



「あの時は、Aを助けていただいて、
ありがとうございました。」

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設定タグ:AAA , 西島隆弘   
作品ジャンル:恋愛
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リリィ(プロフ) - ao.aoさん» ありがとうございます!応援しただいて嬉しいです☆続編も楽しんでいただけたら嬉しいです☆ (2019年2月26日 14時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - idmさん» ありがとうございます!5も公開しました。引き続きお楽しみいただけたら嬉しいです☆ (2019年2月26日 14時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
idm(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます!!続編も楽しみです(^^) (2019年2月23日 18時) (レス) id: 8b61c6c3c0 (このIDを非表示/違反報告)
ao.ao(プロフ) - 更新、楽しみに待ってます! (2019年2月22日 22時) (レス) id: c44633c2f8 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» コメントありがとうございます!色んな捉え方、ありますねー☆そこまでちゃんと読んでもらって嬉しい限りです☆ (2019年2月22日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリィ | 作成日時:2019年1月1日 14時

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