155 side Nissy ページ5
西「デートしようって言ってたのに。
ごめんな。」
注いでくれたビールを飲みながら謝れば、
「今日はね、
休んでほしかったの。
だから、いいの。
明日。
どこかドライブ、行きたいな。」
そう言って俺の前に座る。
「そーだなぁ。
久しぶりに、海でも見に行こっか？」
「ほんと？嬉しい！」
お天気だといいなぁ、
なんて笑ってるA。
出会って何年か経つけど、
いつでもこの笑顔を見ると、
心があたたかくなる。
で、
触れたくなる。
向かい側に座るAの頭をくしゃって
撫でてそのまま頬に触れる。
西「そうやって、
ずっとそばで、笑ってて。」
そう言うと、
真っ赤になA。
ん？と思ってると。
「あの…ね。
その顔、ずるい。
毎日たかのこと見てるのに、
毎日かっこよくて…
ドキドキしちゃうから。」
なんだそれ、かわいすぎるだろ。
何とも返しようがなくて、
お互い無言になり…
そして、目があって、
同時に吹き出す。
西「いい歳して、
何言ってんだろうな、俺達。」
「たかが悪いんだよ！
かっこいいことばっかり
言うから。」
西「それを言うならAが
かわいいから悪い。」
そしてまた、
二人で顔を見合わせる。
「…食べましょうか？」
西「だな。」
なかなか家でゆっくり夕飯を食べることはなくて、
久しぶりに二人で飲みながら、
話をしながら食べるご飯はとても美味しかった。
食べ終わって、二人で並んで片付けをして、
ソファでゆっくりしてると。
お酒も入って、
頬を赤くしたAが、
眠そうに目をこする。
「眠くなっちゃった…。
もっと
たかと話してたいのに。」
手を伸ばして、
Aの頬に触れる。
「んー。
たか。好き。」
酔ってるAは、いつもより素直に
思ってることを口にする。
西「うん。俺も。」
そっとキスをすると、
Aも俺の首に手を回して
応えてくれる。
「俺も、なにー？」
西「俺も、好き。」
「ふふっ。
よかった。」
たけど…限界かも。
も、目が開かない。
そう言ってすーっと
Aは眠りに落ちていく。
今度はAがゆっくり寝て。
俺はAの細い体を抱き上げて
ベッドに運んだ。
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リリィ(プロフ) - ao.aoさん» ありがとうございます！応援しただいて嬉しいです☆続編も楽しんでいただけたら嬉しいです☆ (2019年2月26日 14時) (
レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - idmさん» ありがとうございます！5も公開しました。引き続きお楽しみいただけたら嬉しいです☆ (2019年2月26日 14時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
idm(プロフ) - 更新いつも楽しみにしてます！！続編も楽しみです(^^) (2019年2月23日 18時) (レス) id: 8b61c6c3c0 (このIDを非表示/違反報告)
ao.ao(プロフ) - 更新、楽しみに待ってます！ (2019年2月22日 22時) (レス) id: c44633c2f8 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» コメントありがとうございます！色んな捉え方、ありますねー☆そこまでちゃんと読んでもらって嬉しい限りです☆ (2019年2月22日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2019年1月1日 14時
