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何故か、ただ、息をするのもドキドキして、
じっと西島さんの服を握っていた。
しばらくして、
西島さんが口を開いた。
西「もう、みんな部屋に戻ったみたいね。」
「はい。」
感情がぐちゃぐちゃで、
何を話せばいいのかわからない。
「…なんでこんなこと…」
西「それじゃないでしょ、
Aが言いたいこと。」
ぐっと壁に押し付けられて、
至近距離で見つめられる。
西「俺は、Aの何？
言いたいことも言えない相手？」
「そうじゃない…けど。」
西「何も考えずに、言ってみ？
大丈夫だから。」
強引な態度とは裏腹に、
優しい西島さんの声。
私は。
西島さんのマネージャーで。
今はツアー中で。
もちろん明日も仕事だってわかってるのに。
でも、
そのワガママを口にする私は、
なんて弱いんだろう。
「今はそばにいてほしい。
一人になるのが、
怖い。」
私の言葉を聞いた西島さんが、
ポンポンと頭を撫でてくれる。
西「おっけ。」
そう言って笑う西島さん。
西「もっと甘えてよ。
俺は、Aのワガママが聞きたい。」
「今、言っちゃったよ？
ワガママ。」
私より先に部屋の奥に進んだ西島さん。
振り返って私を正面から抱き寄せる。
西「こんなの、ワガママじゃない。
もっと困るくらいのやつ。」
そんなこと言われても、
いつも西島さんは優しくて、
私の話をちゃんと聞いてくれて。
心配してくれて。
愛してくれて。
大切にしてくれてる。
十分甘やかされてる自覚がある。
これ以上の困るくらいのわがままって何？
黙ってしまった私に、
ここにいるからお風呂入っておいで
という西島さんの言葉通り、
シャワーを浴びてでてくると、
ドライヤーを持ってきて髪を乾かしてくれる。
ベッドに入ると横に座って
手を繋いでくれる。
西「ここにいるから。目、閉じて。
怖くない？」
「うん。でも…」
目を閉じる私の頭を優しく撫でる
大きな手。
西「Aが寝たら、部屋に戻るから。
心配しないの。」
「ごめんなさい。」
西「じゃなくて。」
「ありがとう。」
西「うん。そっちのがいいな。
俺こそ、いつもありがとう。
おやすみ。」
西島さんのぬくもりを感じながら、
私はゆっくりと眠りについた。
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リリィ(プロフ) - くまさん» いつもありがとうございます！できるだけはやく、4をスタートできるようにがんばります！ (2018年12月25日 8時) (
レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - kikiwingwingさん» いつもありがとうございます！色々Nissy事が嬉しくて忙しいですね☆続きもぜひよろしくお願いします！ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます！年内には4をスタートしたいと思ってます。よろしくお願いします☆ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - えーーー二人で歩む道けーへんの〜〜とめっちゃ気になります。次シリーズ楽しみにしてますね (2018年12月19日 1時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
kikiwingwing(プロフ) - プロポーズって！！最高です！コメント久しぶりですが、毎日リリィさんの更新も楽しみに待ってますよ！！大好きです！ (2018年12月19日 0時) (レス) id: 3cf9c9f18d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2018年10月14日 21時
