120 side Nissy ページ20
千「そっか。じゃあ、最後の質問。
彼女を幸せにする自信、
ある？」
幸せにする自信…。
自信…。
西「ノー。
かな。
でも幸せになる、
自信ならある。
Aがいてくれたら、
俺は幸せになるし、
Aもそう思ってくれていたらいいと思う。
幸せにする、じゃなくて、
一緒に幸せを感じたいから、
一緒にいたいって思うって…。
あー、酔っ払ってるのかな。
俺、何言ってるか良くわかんなくなってきた。」
千「だってよー、Aちゃん。」
西「は？え…？」
千「じゃあ、私達、部屋に帰るね。
だっちゃん！起きて！
戻るよ！」
グダグタの日高を無理やり起こして、
千晃が言った。
千「幸せになる自信、いいじゃん。
素敵だと思うよ。
きっとAちゃんも、そうだよ。
じゃあ、また東京でね。」
パタンと閉まるドア。
嵐のように去っていった千晃を見送る。
ベッドの方を振り返れば、
起き上がって気まずそうに
膝を抱えるA。
西「いつから、起きてたの？」
「千晃さんが…
ゲームやろうって言ったあたり、です。」
「寝たふりしててって、
こっそり言われて。」
さっき、Aの顔を見に行ったときか。
「すみません…。」
しゅんと俯くA。
立ちあがった俺。
久々に飲んだアルコールで、
ふらつく足元。
Aがいるベッドにダイブする。
西「あー、久々に酔ったわ。
もー、ずりぃなぁ。
俺ばっか、色々話して、聞かれてて。
千晃にやられたわ。」
よく回らない頭で、
何を言ったか考えると、
結構恥ずかしい。
「怒ってない？」
西「怒ってないけど、ずるい！」
そう言うとAは、少し笑って
「じゃあ私にも質問、してください。」
と言った。
西「ん？
えーと、じゃあ。
運命を信じますか？」
「イエス。」
西「今の彼との出会いは運命だと思う？」
「イエス。」
西「じゃあ。
結婚…。
したいって、思ったことある？」
そう聞いて
うつ伏せに寝転がったまま
顔を上げてAを見れば。
困った顔をしたAがそこにいた。
Aの答えは、
「よく、わからない…です。」
だった。
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リリィ(プロフ) - くまさん» いつもありがとうございます！できるだけはやく、4をスタートできるようにがんばります！ (2018年12月25日 8時) (
レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - kikiwingwingさん» いつもありがとうございます！色々Nissy事が嬉しくて忙しいですね☆続きもぜひよろしくお願いします！ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます！年内には4をスタートしたいと思ってます。よろしくお願いします☆ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - えーーー二人で歩む道けーへんの〜〜とめっちゃ気になります。次シリーズ楽しみにしてますね (2018年12月19日 1時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
kikiwingwing(プロフ) - プロポーズって！！最高です！コメント久しぶりですが、毎日リリィさんの更新も楽しみに待ってますよ！！大好きです！ (2018年12月19日 0時) (レス) id: 3cf9c9f18d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2018年10月14日 21時
