119 side Nissy ページ19
日「それよりさ、あの、リハ室でのキス！
衝撃発言じゃん。
見られたこと、知らなかったの？」
え、何その話、と聞く千晃に
さっきの話を聞かせる日高。
千「うそー！
好きな人のキスシーンなんて、
辛いよねー。
その話だと
好きって気づいたときには失恋ってことでしょ。
それでも、ずっと好きだったってことか。
健気だね。」
寝てるAの顔を見に行った千晃。
西「全然知らなかったし、
Aが俺を好きだってことも
気づかなかった。
そしてその話もさっき初めて聞いた。」
もともと座ってた場所に戻ってきた千晃が、
ねぇ、ゲームしよっかと
言いだした。
千「まずはイエスかノーで答えよう。」
やるなんて言ってないという
俺と日高の話を無視して、質問を始める。
千「一目ぼれするタイプ？」
日高はイエス、俺はノー。
日「年上はあり？」
千晃も俺もイエス。
千晃「にっしー、意外！
俺に着いてこいタイプでしょ？」
西「いや、年齢関係ないでしょ。」
グラスが空くたびに
注がれるワイン。
西「じゃあ、年下はあり？」
日高はイエス、千晃はノー。
むしろ年下が好きと言う日高。
うん、わかる気がする。
千「私は年上じゃなきゃむりかな。」
今の彼氏も歴代の彼氏も
そういえば年上だな、千晃。
千「じゃあ…運命って信じる？」
俺も日高もイエス。
千「じゃあ、にっしー。
今の彼女との出会いは運命だと思う？」
西「は？何で俺だけ？」
千「だってだっちゃん、
今彼女いないでしょ？」
日「残念ながらいませーん。」
と答えた日高はその場に突っ伏してしまった。
潰れたな、日高。
千晃と同じペースで飲んだらやっぱり駄目だ。
千「じゃあ、私も答える。私はイエス。」
にっしーは？と言われて、
ちょっと悩んで
西「イエス。」
と答えた。
質問に答えるたびに飲んでるからだんだん、
酔いが回ってくる。
いろんな質問を経て、
千「じゃあ、好きだって自覚したのはいつ？」
何故か聞かれることに
普通に答えてる俺。
西「それさ。
考えてみても、
わからないんだ。
ちゃんと好きだと実感したのがいつなのか。
気づいたら、好きだった。
気づいたら、
誰にも渡したくないって
必死で。
気づいたら、
後戻りできないくらいに
惚れてた。」
ふーん、なるほどね、
って意味深な笑みを浮かべる千晃。
120 side Nissy→←118 side Nissy
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 575人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リリィ(プロフ) - くまさん» いつもありがとうございます！できるだけはやく、4をスタートできるようにがんばります！ (2018年12月25日 8時) (
レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - kikiwingwingさん» いつもありがとうございます！色々Nissy事が嬉しくて忙しいですね☆続きもぜひよろしくお願いします！ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます！年内には4をスタートしたいと思ってます。よろしくお願いします☆ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - えーーー二人で歩む道けーへんの〜〜とめっちゃ気になります。次シリーズ楽しみにしてますね (2018年12月19日 1時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
kikiwingwing(プロフ) - プロポーズって！！最高です！コメント久しぶりですが、毎日リリィさんの更新も楽しみに待ってますよ！！大好きです！ (2018年12月19日 0時) (レス) id: 3cf9c9f18d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リリィ
| 作成日時：2018年10月14日 21時
