133 side Nissy ページ33
西「お疲れ様でしたー。」
もう少しスタジオに残ろうと、
チームNissyのスタッフを見送る。
椅子に座ってぼんやりしてる
Aに 声をかける。
西「A、大丈夫？」
「…あ、はい。
大丈夫です。」
笑顔を作って返事を返してくれるけど、
Aの顔は疲れきっていた。
昼間あんなことがあったのに、
それからもちゃんと笑顔で仕事をしてくれて、
その責任感とか、気持ちの強さに驚く。
だけど、無理してるってわかるから。
西「やっぱり…」
「大丈夫です、
何か気になることがあるんでしょ？
私もここで仕事してますから。
私の事は気にしないでください。」
今日は帰ろうか、と言いかけた俺の言葉を
最後まで言わせないA。
西「ごめん。少しだけ。」
俺はそう言って、
机の上の資料と向き合う。
「謝る必要なんて全然ないです。
仕事ですもん。」
そう言って
Aも隣で何やら作業をし始めた。
時折意見や感想を求めたりすれば、
ちゃんと、Aの言葉で返ってくる。
そんな空気が、心地いい。
西「なぁ、ここなんだけど…。
A？」
ふと、気づくと
隣で仕事をしていたはずのAがいない。
西「え…？Aっ！？」
ガタンと音を立てて立ち上がり、
周りを見渡しても
部屋の中にはAの姿がない。
部屋を出て、Aを探す。
ドクンドクンと心臓が音を立てる。
あちこち見ながら
通りかかった休憩スペースで
自動販売機に硬貨を入れている
Aの後ろ姿を見つけた。
西「Aっ！」
俺の声に驚いたのか、
チャリン、と
硬貨の落ちる音。
こちらを振り向こうとしたAの体を
ぎゅっと抱きしめる。
「うわっ！西島さん？
どうしたんですか？」
西「気づいたらいないから…。」
「ちょっと眠くなっちゃって、
コーヒー買いに来たんです。
西島さんも飲みます？」
なんて呑気に聞いてくるから、
抱きしめる腕の力を強める。
「に、しじまさん…？
ちょ…っと。
苦しいです。」
西「何も言わないでいなくなるの、
やめて。
心臓に悪い。」
その言葉に、
「あ…ごめんなさい。」
集中してたから、
邪魔したら悪いかと思って…と言いながら、
回した俺の腕をぎゅっと掴む。
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リリィ(プロフ) - くまさん» いつもありがとうございます！できるだけはやく、4をスタートできるようにがんばります！ (2018年12月25日 8時) (
レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - kikiwingwingさん» いつもありがとうございます！色々Nissy事が嬉しくて忙しいですね☆続きもぜひよろしくお願いします！ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます！年内には4をスタートしたいと思ってます。よろしくお願いします☆ (2018年12月25日 8時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - えーーー二人で歩む道けーへんの〜〜とめっちゃ気になります。次シリーズ楽しみにしてますね (2018年12月19日 1時) (レス) id: e0f897fd84 (このIDを非表示/違反報告)
kikiwingwing(プロフ) - プロポーズって！！最高です！コメント久しぶりですが、毎日リリィさんの更新も楽しみに待ってますよ！！大好きです！ (2018年12月19日 0時) (レス) id: 3cf9c9f18d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2018年10月14日 21時
