76 side Nissy ページ26
病院に着いて救急の窓口に向かう。
さ「西島さんっ！」
そこには、さくらちゃんと花井がいた。
西「さくらちゃん、Aはっ？！」
さ「今、処置中で…、えっと…。」
混乱してる様子のさくらちゃん。
花「俺から話します。
俺、さくらを迎えに行ったんです、
事務所のエレベーターが点検で止まってて、
仕方なく階段を登ってたら、
言い争うような声が聞こえて。
早くやめなよとか、
こんなやり方には負けないとか…
その後ドドドって落ちる音が聞こえて、
ものすごい勢いで降りてくる人とすれ違ったんです。
俺を突き飛ばして降りてって、顔は見れなくて。」
西「それで？Aは？」
踊り場で倒れてるAを見つけて、
急いで救急車を呼んだと花井は言った。
さ「なんで…。
なんでこんなことになるの？
Aは何にも悪いことしてないのに。
絶対、あのメールの犯人がAを突き落としたんだよ！」
泣き崩れるさくらちゃんの肩を抱きとめる花井。
そんななか、
処置室からストレッチャーに載せられたAが出てきた。
西「Aっ！」
頭に包帯を巻かれ、
青白い頬にはガーゼ。
病室に移され、
ベッドに横たわるA。
数時間前まで、
普通に話してたのに…。
看護師「ご家族の方はいらっしゃいますか？」
西「彼女、家族は…いないんです。
彼女は俺の恋人です。
俺が話を伺います。」
ここでお話しても大丈夫かしら？
そう言って、さくらちゃんと花井を見た看護師さんに頷く。
看護師「速水さん。
額のここのとこが切れて縫合処置をしました。
頬はかすり傷だから、心配ないです。
あと、左腕の肘下あたりの骨にヒビが入ってるので固定してあります。
何箇所か打撲も。
脳にも異常は見られませんでしたから
目が覚めれば心配いらないですよ。
２、3日で退院できます。」
目が覚めたらナースコールくださいね、
と言い残して看護師さんは病室を出ていった。
さ「私のせい…っです！
にし、じまさん、すみませんっ！」
俺に向かって頭を下げるさくらちゃん。
「さっき、
聞いてほしいことがあるって、
電話くれたんです。
様子がおかしくて…。
フロアまできてくれたけど、
もうすぐ終わるし、
亮介が下で待ってるかもしれないから、
って言ったら、ロビーで待ってるって…っ。」
その後亮介から、
救急車呼べって電話が…あって。
と泣きながら、話すさくらちゃん。
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リリィ(プロフ) - loversoul5296さん» うれしいコメントありがとうございます！同じ西島さん像を共有できて嬉しいです☆この先もよろしくお願いします！ (2018年10月14日 22時) (
レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - ao.aoさん» コメントありがとうございます！3もスタートしましたので、これからも楽しんで頂けたら嬉しいです！最高にいい！の言葉、すっごく嬉しいです☆ (2018年10月14日 21時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - くまさん» いつもありがとうございます！頑張ります☆ (2018年10月14日 21時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
loversoul5296(プロフ) - 凄く引き込まれますね。しかし切なすぎて苦しすぎて。そんな西島さんすらかっこよすぎて(笑)現実の西島さんがどんな恋愛するのかわからないけど、リアルな西島さんに大切にして貰える女性はきっと素敵な人だろうなって。完全に私の中の西島さんはこの西島さんです(笑) (2018年10月14日 0時) (レス) id: a5209292a1 (このIDを非表示/違反報告)
ao.ao(プロフ) - いい！いい！最高にいい！幸せになってもらいたいです更新楽しみにしてます。 (2018年10月13日 11時) (レス) id: c44633c2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2018年8月21日 15時
