61 side Nissy ページ11
Aに触れることをやめない俺。
俺だって怖いんだ。
好きすぎて、大事すぎて
時折何かの境界線を越えてしまいそうなくらい
Aを想ってる。
いやだというように、
首を横に降れば、シーツに広がるAの髪から
俺と同じシャンプーの香り。
触れる手を止めて、
同じはずなのに、ずっと甘い香りがする
その髪をすくってキスをすれば。
掠れた声で、
「おね…が……いっ、もうっ…」
涙を流して俺を見るA。
西「もう、なんだろ?
言わなきゃ、わかんない。」
余裕なんか全然無いのに、
余裕なふりして笑ってみせる。
「きてっ…ほし…いの…。」
縋るような目で俺を見つめて、
手を伸ばす。
その目の中には、俺しかいない。
西「ん…。俺も…。
いくよ?」
ぐっと一気に腰を進めると、
それだけで体中がしびれるような甘い感覚。
「っあぁ!
まっ…てっ!
やだっ、っああっ…!」
待ってなんて、
聞いてやらない。
西「おかしくなるんだろ?」
俺の動きに合わせて、
ただただもう掠れた声で
鳴き続けるA。
涙を流しながら乱れてる、
こんな姿、誰にも見せたくない。
俺だけのもの。
「もっと…、はぁ…っ、もっとして…。
たか…。
もっと…っ!」
唇を噛んで、
快感の波のなかを彷徨うAが、
うわ言のように繰り返す。
そして、
俺の髪の間に指を差し入れて、
キスをせがんでくる。
繋がったまま、
交わすキスは特別で。
心も体も、
全部がぴったりはまるパズルのピースのようだ。
何も考えられない。
Aだけを感じる時間。
「たか…好きだよ。大好き。」
西「俺も。」
いくらでも
俺がAのだって、刻みつけるから。
そうやって、
ただひたすら抱き合って。
何度も、
真っ白な世界へと二人で一緒にいく。
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リリィ(プロフ) - loversoul5296さん» うれしいコメントありがとうございます!同じ西島さん像を共有できて嬉しいです☆この先もよろしくお願いします! (2018年10月14日 22時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - ao.aoさん» コメントありがとうございます!3もスタートしましたので、これからも楽しんで頂けたら嬉しいです!最高にいい!の言葉、すっごく嬉しいです☆ (2018年10月14日 21時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - くまさん» いつもありがとうございます!頑張ります☆ (2018年10月14日 21時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
loversoul5296(プロフ) - 凄く引き込まれますね。しかし切なすぎて苦しすぎて。そんな西島さんすらかっこよすぎて(笑)現実の西島さんがどんな恋愛するのかわからないけど、リアルな西島さんに大切にして貰える女性はきっと素敵な人だろうなって。完全に私の中の西島さんはこの西島さんです(笑) (2018年10月14日 0時) (レス) id: a5209292a1 (このIDを非表示/違反報告)
ao.ao(プロフ) - いい!いい!最高にいい!幸せになってもらいたいです更新楽しみにしてます。 (2018年10月13日 11時) (レス) id: c44633c2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリィ | 作成日時:2018年8月21日 15時