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西「珍しいね。」
少し驚いた顔の
西島さんの腕を抱いた私。
「だめ、でした？」
西「いや、大歓迎。」
「よかった。」
ちゃんと向き合って、
唇を寄せ合う。
サラサラの西島さんの髪に指を通せば、
西島さんも私の髪に指を通す。
大きな手。
長い指。
その、触れられてる感触だけで、
胸がきゅんとする。
「…っはぁ…。」
離れる唇を、
自分から引き寄せて、
もっとしてって
ねだる。
西「何？
誘ってんの？」
「そう…なのかな？」
西「何その質問返し。」
「ですね。」
おでこをくっつけて、
クスクス笑い合える幸せな朝。
そこに鳴り響く私のスマホ。
「あ…。すみません。
電話でなきゃ。」
西「うん。」
と言いながらも、
片方の手は握ったまま離してくれない
西島さん。
「はい、速水です。」
電話は、チーフからで、
今日から新人さんが入るから
少し早めに来るようにってことだった。
西「新人って男かなぁ。
どうしよう、Aに惚れたら…」
「また、そんなこと言って…。
ここ。片付けておくので、
シャワー、行ってきてください。」
ハイハイと
返事をしてバスルームに向かう
西島さんを見送り、
ソファの周りを片付ける。
机の上には、
次の曲のPVの構成を書き出した紙や、
作詞のメモ。
あまり見ないようにしながら、
簡単に揃える。
支度を終えた私達は
西島さんの家を出て、
事務所に向かって出発した。
まだあくびをしてる、
眠そうな西島さん。
「ねぇ、西島さん。」
西「ん？」
「私、今の部屋でいいですよ？わざわざ
引っ越ししなくても。」
西「うん。
ん、…え？」
「もともと、そんなに荷物ないし、
家電とかは処分して。
使わないものは実家に持ってきます。」
西「…A？」
なんのことを言ってるか、
わからないという顔。
驚いてる西島さんが
なんだか、
おかしくて。
西「私がいたら、
ちゃんと寝てくれるんでしょ？」
なんて聞いてみる。
西「…、うん。」
「引っ越しがなければ、
今日から、
一緒に暮らせるかなって。
だめですか？」
昨日は西島さんが運転しながら、
私に問いかけてた。
でも、今日は私の番。
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秋 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 URL貼ってくれてありがとうございます。 これですぐに読みに行けます。 (2019年1月4日 1時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 秋さん» コメントありがとうございます。言われてみれば…そうですね。リンク貼ってみます☆ご指摘ありがとうございます。 (2019年1月2日 17時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - また続けてのコメントですみません...。 いきなりこんなことを言ってしまいすみません...。 (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - 続けてのコメントですみません(>_<) それならこの物語の説明の所にURLを貼っては どうでしょうか？ この物語を読む前にURLから大好きな人は。 にすぐに行ける様に。 (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 今物語の説明読んでいて思ったのですが...。 この歩む道。のお話の前に大好きな人は。 ってのがあるんですよね？ (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリ
| 作成日時：2018年7月5日 7時
