31 side Nissy ページ31
「私なんかじゃ、
西島さんに釣り合わないって
よくわかってます。
私にできることなんて
限られてるし。
むしろ、私の存在が
西島さんの邪魔になることもあるかもしれない。
それでも、隣にいたいんです。
実彩子さんが、
私のこと許せないのも
仕方ないと思います。
それでも、
やっぱり西島さんの隣にいることを
諦めたくないんです。
実彩子さんにも、
みなさんにも、
誰にも許してもらえなくても。
西島さんが、好きなんです。
だから、許してくださいとは、
言えません。」
西「A…。」
Aの発したその言葉たちは、
真っ直ぐだった。
さっきまでの不安な顔は全然見られなくて、
自分の言葉で思いを語ってくれた。
そこまで黙っていた実彩子が、
ふっと笑顔を浮かべた。
実「よかった。
Aちゃんが、許してくださいって言ったら、
私、怒ってたかも。」
「…え？」
日「すげーな。公開告白。
愛されてるな、にっしま。」
俺の隣に立っていた、
日高が俺の背中をバシッと叩く。
與「なんか、俺。
聞いてるだけで恥ずかしくなってきたわ。」
末「千晃、泣くなよー。」
千「だって…。
なんか、感動しちゃって。」
実彩子は俺に向き合って言った。
実「隆弘、
今まで本当にごめん。
ずっとずっと、
ちゃんと謝りたいと思ってた。
ひどいことしたし、
困らせたし、最低な彼女だった。
ごめんね。」
実彩子の頬に涙が伝う。
「実彩子、俺のほうこそごめん。
実彩子の優しさに甘えて、傷つけて、
寂しい思いをさせた。
本当にごめん。」
手の甲でぐいっと涙を拭った実彩子。
実「隆弘…ううん、にっしー！
今度は幸せな恋をしてね。
まあ、心配しなくても大丈夫そうだけど。
あんな熱い告白してくれる彼女だもんね！
ここまで言えるようになるまで、
1年かかったけど、
もう、私、大丈夫だから。」
そう言って笑う実彩子。
西「実彩子…。」
久しぶりに、
ほんとの実彩子の笑った顔を見た。
浦「にっしーもAちゃんも、
二人ともいつも、
AAAのことを一番に考えてくれた。
辛くなるようなことも言ったと思う。
それでも、
二人が一緒にいる未来を選んでくれて
良かった。
Aちゃん、にっしーのこと、頼むね。」
「はい。あり…がと…ございます…。」
深く頭を下げたA。
小刻みに震える背中が泣いてることを示していた。
西「ありがとう。」
やっと、
実彩子も俺も前へ進める。
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秋 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 URL貼ってくれてありがとうございます。 これですぐに読みに行けます。 (2019年1月4日 1時) (
レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 秋さん» コメントありがとうございます。言われてみれば…そうですね。リンク貼ってみます☆ご指摘ありがとうございます。 (2019年1月2日 17時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - また続けてのコメントですみません...。 いきなりこんなことを言ってしまいすみません...。 (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - 続けてのコメントですみません(>_<) それならこの物語の説明の所にURLを貼っては どうでしょうか？ この物語を読む前にURLから大好きな人は。 にすぐに行ける様に。 (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 今物語の説明読んでいて思ったのですが...。 この歩む道。のお話の前に大好きな人は。 ってのがあるんですよね？ (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリ
| 作成日時：2018年7月5日 7時
