20 side Nissy ページ20
その日の仕事終わり。
運転する俺の横で、
硬い表情のA。
どうした?と問い掛ければ、
「緊張、します。」
と答える。
西「シロセと会うの、
初めてじゃないじゃん。」
「そうなんですけどね…。」
西「あ、紹介するって言ったからか。
Aはさ、
そのまんまのAでいいよ。」
運転席から手を伸ばして
頭をポンポンと撫でる。
それでも俯いたままのA。
「でも、私、普通過ぎて…。
西島さんなら、私なんかより…」
西「ストップ!」
「え?」
Aの口からでた
私なんか…
って言葉。
西「Aはね、
俺が選んだ最高の彼女だよ。
私なんか、じゃない。
もっと自信持ってよ。」
膝の上でぎゅっと握っていたAの手を、
俺の手でそっと包む。
「西島さん…。」
そうだ、と思い出す。
店の駐車場で車を停めて、
カバンの中から、
さっき録音したデータの入ってるCDを渡す、
西「これ。」
ディスクにはいつもの通り、
Aへ
FromNissy
と書いてある。
「…。今、聴いてもいいの?」
西「恥ずかしいけど、どーぞ。」
そういった俺の返事を聞いて、
AがCDをカーステに入れる。
「これ…。」
曲のイントロを聞いたAが
やっと顔をあげて、
俺のを見た。
既に目にいっぱいに溜まった涙。
西「今の俺の想いとか、決意?みたいなもの。」
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秋 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 URL貼ってくれてありがとうございます。 これですぐに読みに行けます。 (2019年1月4日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 秋さん» コメントありがとうございます。言われてみれば…そうですね。リンク貼ってみます☆ご指摘ありがとうございます。 (2019年1月2日 17時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - また続けてのコメントですみません...。 いきなりこんなことを言ってしまいすみません...。 (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - 続けてのコメントですみません(>_<) それならこの物語の説明の所にURLを貼っては どうでしょうか? この物語を読む前にURLから大好きな人は。 にすぐに行ける様に。 (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 今物語の説明読んでいて思ったのですが...。 この歩む道。のお話の前に大好きな人は。 ってのがあるんですよね? (2019年1月1日 20時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリ | 作成日時:2018年7月5日 7時