朱に交われば赤くなる【gnki】 (ページ4)

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正体はページ4

gt「そう、で、その後アンタがじゃあ寝るから～とか言って寝たんだよ」

「あ、そうなのね。てかあんたって呼ぶのやめてよ」

gt「じゃあ名前教えろよ」

え、教えてないの？そりゃこんな怪しいやつに教えないか…？

「あれ、教えてないの？私柴咲A」

gt「おっけAね」

「で、あんたは何者なのさ。」

1番気になっていたことを聞くと

gt「あ～…俺は人狼ってやつで、狼男、みたいな感じ？ほとんど人間と変わらないんだけど、ある程度の頻度で人喰わないと生きていけないんだよ。その頻度ってのは人によって違う」

人狼…聞いたことないな

「はえ～てかぐちつぼは家無いの？」

gt「いやあるけど」

…じゃあなんで帰らない？

gt「今なんで帰らねえんだって思っただろ。人喰わなきゃいけないから危険だって言われて人狼ハンターみたいなヤツらに追われてんだよ」

考えてたことを見事に見透かされて先に答えられた。

「あぁ、だから匿ってって言ったのか」

匿っての意味も合点がいった。

gt「そ、俺の家はバレてたし、Aに見つかったのも逆によかったかもな」

こっちはいい迷惑だよ…
まあ匿うって言った以上やっぱ無し、は無いからな…

「ぐちつぼ荷物は？今後ここで暮らすんでしょどうせ、さっさと取ってきたら？」

gt「俺が言うのもアレだけどお前受け入れすぎじゃね？もっと警戒心とか持てよ…」

呆れ気味にそう言うぐちつぼ

「死ぬよりかは何百倍もマシよ」

ってかこの先どうしよ、お金を使う趣味も無いし貯金はあるけど…

ぐちつぼが出て行ってから考える。あいつ普段どうやって生活してんだろ。働いてんのかな？

まあ後で聞いてみればいいか

「ぐちつぼが帰ってくる前に買い物済ませちゃおーっと」

軽く身なりを整えて外へ出る。
今日は良い天気。こんな日は良いことがありそうだ。