ヌナの事が好きだなんて言えないんです。 ［ JK ］2nd.

Ep.82 ページ32

ラジオ収録を淡々と終えて、戻ってきた楽屋






次は音楽番組があるから移動しないと








YN「 グクとユンギとテヒョナはあの車に乗って！残りはこっちの車ね 」




残りと言われたヒョン達は言い方、とケチをつけながらも車に乗っていった




車に乗り込むと、すぐに沈黙が流れる







ヒョン達はイヤホンをして、窓の外を見つめていた








そして車に揺られること数十分









JK「 ヒョン起きてください。着きましたよ、」








がっつり爆睡をかましていたユンギヒョンを起こして、リハーサルに向かう







ステージに向かう途中、ある人影が近づいてきた








その人影はまっすぐにテヒョニヒョンの元へ向かっていった








SY「 オッパ！」








作ったような声でそう呼ぶ彼女









TH「 ソユン... 」


YG「 そんなに走って平気なの？」


SY「 っえ？ 」


YG「 妊娠、してるんだろ？」







ユンギヒョンの言う通り、ソユンさんはテヒョニヒョンを見つけると走ってこっちに向かってきた



本当、このヒョンはよく見てるな


まあ僕も今のソユンさんは引っかかったけど


妊婦さんならもっと体に気を使うはずなのに







SY「 このくらいなら平気ですよ〜、」







焦ったような口調で、そう言ったソユンさん






もう、バレてますよ







妊娠なんか、してないですよね？








最低なテヒョニヒョンでもそこはちゃんとわきまえてるはず









TH「 ソユン、もう嘘つくなって、」


SY「 、え？」


TH「 そんな嘘つかなくても、そばにいてあげるから、」





テヒョニヒョンが、変わった瞬間だった



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