ヌナの事が好きだなんて言えないんです。 ［ JK ］2nd.

Ep.54 ページ4

ジンヒョンが夕ご飯を作ってくれて、みんなで食べているけど、とてもじゃないけど話せる雰囲気じゃない





この原因は全部俺にあるから、仕方ないんだけど








ああ、俺本当馬鹿だな






失ってから分かるって本当にこの事






いや、俺はまだ別れるなんて話納得してないけど







どうせ、明日も仕事で顔を合わせるのに






今すぐ会いたいな、









あーだめ、今までの俺相当クズじゃん



もしAにそんなことされてたら俺どうなってた？




多分Aを責めまくって相手の男、潰してたわ



まあAはそんなこと絶対しないんだろうけど




Aは、なんで気付いてたのに何も言わなかったの？








もっと俺の事を見て欲しくて、最低な道に走っちゃったけど







なんで？









TH「 A...っ 」








待って、俺弱すぎ









なんか、Aの事考えると苦しくなってくる







今まではいてくれるのが当たり前で、それに慣れてたけど




こうなってしまった以上、戻ってきてくれるのかさえ保障なんてないし






もしかしたら、あの2人に本当に取られちゃうかも







それは絶対嫌だったのに




いろんな感情が心の中で混ざり合って苦しい





TH「 ごめん、あとでご飯食べる、」







もうみんなの前に居たくなくて、席を立った








JN「 えー？美味しくなかった？」






眉を歪めてそう尋ねるジンヒョン






違うんだ、なんか俺、変なんだ









TH「 ううん、とっても美味しいよ。ごめんね、」







そう言って自分の部屋に戻った









ふと、携帯を見ると今日は14日








TH「 明日、記念日じゃん、」







Aとの、大切な付き合った記念日



プレゼントなににしようかとか、サプライズしようかなって考えてたけどそれも全部水の泡




まあ、1年と2ヶ月って言う割り切れない数字だけどね









ねえ、今メール送ったらすぐ返してくれる？



それとも、返してさえくれない？


俺のこと削除しちゃった？





TH「 Aの事、大好きなのに... 」






ポツリと呟くけど







ただ虚しく消えていくだけ









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