ヌナの事が好きだなんて言えないんです。 ［ JK ］2nd.

Ep.78 ページ28

TH「 A... なんで、」





「 言ったでしょ？ 付き合ってるって、」







もうこれで、完全に諦めてくれるよね？









JM「 もう、テヒョナのじゃないんだよ 」









JM「 僕のだから、」









テヒョンは、俯きながらゆっくり話し出した









TH「 まだ俺の事、ちょっとは好きでいてくれると思ってた、」









ちょっとじゃないよ





一生かけられるくらい、好きだった









TH「 こんなこと言っても信じてもらえないと思うけど、」









顔を上げたテヒョンの目には、涙が浮かんでいた






たくさん、涙を流させてしまってごめんね





今度は笑顔のテヒョンが見たいから








幸せになってよね









TH「 大好きだった 」




「 ... そっか、」




TH「 本当に」



「 ...... っ 」




TH「 愛してたよ 」








過去形のテヒョンの言葉が私の耳に入っては抜けていく









TH「 俺がしてあげれなかった分まで 」






テヒョンの歪んだ顔はいつまでも心の中に残る




TH「 ジミナに幸せにしてもらってね、」







テヒョンの綺麗な顔に、涙が一筋流れた







綺麗で、儚くて、大好きだったテヒョン









「 ありがとう、」









周りには、ユナさんやメンバー達がいて






ジンさんにテヒョンが慰められていた



ジンさんに俺じゃなかったみたい、なんて言い出して



ジンさんの広い肩に頭を乗せて、鼻をすすって泣いていた








ごめんね







テヒョナ









大好きだよ









JK「 僕は、納得してないです 」









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