ヌナの事が好きだなんて言えないんです。 ［ JK ］2nd.

Ep.70 ページ20

TH「 いつまでそこに立ってるの？こっちきてよ、」









ドアの前で突っ立っているとテヒョンがこっちに来い、と手招きをしてきた









ゆっくり、近づくにつれて









私の鼓動が、早くなる









2人っきりにはならないと誓ったのにこんなにも早くなってしまうとは









ベットの側の椅子に座ると、テヒョンがこっちを見てきた









TH「 ねえ、」









だめだ、目を合わせたら









私が身を引いた意味がない









だめ、ダメ









好きな気持ちを、思い出しちゃう









TH「 ... 好き、」









私もだよ








そう返せたらどんなに良いだろう









私は嘘の鎧を纏って、テヒョンに嘘をつかなければならない









TH「 Aは、俺の事... もう嫌い？」





















嫌いになれるわけないでしょ






あんなにも、貴方のこと好きだったのに




私がどれだけ貴方のこと好きだったか知らないでしょ








「 ... 嫌い、」









この嘘が、本当になることなんてないよ









ずっと、好きだよ









TH「 ヤダそんなの、」









そんな子供っぽいこと言わないで







私の戻る余地なんて無いようにして







私が後悔してもしきれないくらい幸せになってよ









「 ソユンさんの事は、貴方が責任を取らないといけないの 」



TH「 これだけは、知っててほしい 」









私の頬に、手を這わせて









悲しそうな笑顔を浮かべるテヒョン









TH「 大好きなのは、ずっとAだから 」







TH「 どんな事があっても、Aのそばに、居たいと思っちゃう... 」









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