ヌナの事が好きだなんて言えないんです。 ［ JK ］2nd.

Ep.69 ページ19

「 テヒョン、えらくない？大丈夫？ 」


TH「 あー... またARMYに心配かけちゃう 」


「 熱は？おでこ貸して 」


TH「 だめだなぁ、俺... 」


「 水飲む？飲める？ 」



TH「 全然Aのせいじゃないからね、」







あの、さっきから全然話のキャッチボール出来ないんですけど









TH「 ... バチが当たったんだね、きっと 」








喋らなくて良いと言っているのに、テヒョンの口は開きっぱなし









TH「 ソユンのこと妊娠... させちゃったのかな、」









こんな元気のないテヒョンを見るのは初めてで、対応に困る






その上、私たちは別れているのにそんなことを言われても私はどうすることもできない







「 病院着いたよ。受付はマネージャーがしてくれたから行くよ 」








診断を受けてテヒョンは念のために点滴を受けるらしい








その病室に向かう途中、マネージャーが私のところに来た






MN「 Aさん、ごめん俺まだ仕事残ってるからスタジオに戻らないといけないんだ」






「 あー... 点滴が終わったら帰れるそうなんで、タクシーでも拾って宿舎に送り届けますね 」






MN「 ありがとう！じゃ、頼みます！」









ふぅ、と呼吸を整えて病室をノックした









TH「 A... ？」









中に入ると、窓の方を見つめるテヒョンがいた








窓から差し込む、夕焼けの日差しがテヒョンの顔にかかって






元から綺麗な顔が、より一層幻想的になる









TH「 ひひ、点滴なんて久しぶりだあ 」




そう言って注射されている腕を見つめて笑った



目が合うと、嬉しそうに笑ってくれるテヒョン







さっきまではあんなに弱っていたのに、さすがテヒョン






すぐいつものテヒョンに戻っていた







いや、私の前だからって繕っているのかもしれない









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