ヌナの事が好きだなんて言えないんです。 ［ JK ］

Ep.49 ページ49

それからなんとかテヒョニヒョンは立ち直って、収録に臨んだ





後からSNSを見てみると












" テヒョン、元気なかったよね "



" なんか表情も時々曇ってたし〜 "



" 何かあったのかな？ 心配... "








案の定、ARMYに心配をかけてしまった









1人の女性を巡って、僕たちの仲が変わるなんて考えたことなかった






ずっと一緒に練習して苦も幸も一緒に感じて来たのに








楽屋に戻っても気まずい空気が流れているだけ




それほど、恋は人を変えてしまうのですか？









TH「 A、！」






そう言ってドアを勢いよく開けたヒョン






中にいたAヌナは、びくっと肩を震わせた









ヌナが振り返るとテヒョニヒョンは







TH「 俺、Aと離れたくない、側に、居てよ... 」









なにか、可笑しい








ヌナはメイク道具を片付けながら、こう言った









「 私もそうしたかったけど、」









乾いた笑顔を浮かべて、ヌナは言う









「 ごめんね、もう無理だ 」









おかしいよ、ヌナ






なんか、変だよ









TH「 待って... 俺、Aがいなくちゃ... 」








「 あなたには、ソユンさんがいるでしょ？ 」









なんで、笑ってるんですか？









テヒョニヒョンと離れることは賛成だけど、なんか無理してないですか？





僕分かるんですよ








嘘の鎧を纏いましたよね









僕のところに来て欲しいと思ってるけど、自分を見失ってませんか？









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