ヌナの事が好きだなんて言えないんです。 ［ JK ］

Ep.39 ページ39

好き、と言う言葉を発した瞬間





僕の目の前まで戻ってきて







TH「 お前の事なんて、頭の中にこれっぽっちも入ってない」



今までに見たことのない顔のテヒョニヒョンがいた



前ならそうだと思います



でも、今は状況が違いますよね？








JK「 こんな状態でよく言えますね 」









2人でいるところを見たヌナは、まだ純粋にテヒョニヒョンの事を好きだって言えますか？









JK「 誰がどう見ても、浮気だって言う場面目の当たりにさせておいて、まだヌナを離してあげないんですか？」







可哀想です、と言うとテヒョニヒョンは僕の胸ぐらに掴みかかった








温厚なテヒョニヒョンがこんなにもイライラしているなんて





そんなに感情むき出しで怒るくらい好きだったはずなのに、なんで裏切ったんですか









子供からおもちゃを取り上げようとすると、ヤダと反抗する






まさにテヒョニヒョンは、そんな感じだと思う






なくても別に困らないでしょ？





もう、ソユンさんがいるんだから








JK「 何回ヌナを傷つけたら気が済むんですか」







きっと、ヌナは気づいてたはず





でも何も言わなかったのは





繋ぎ止めておきたかったのは








テヒョニヒョンが、心のどこかでまだヌナの事を思っていたと信じていたからですよね？









そこに冷たい愛しかなくても良かったんですか？






TH「 俺は... お前なんかより、」








好きなんだ、と断言出来るんですか？






そんな簡単な言い訳通用しませんよ









.

Ep.40→←Ep.38

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す