ヌナの事が好きだなんて言えないんです。 ［ JK ］

Ep.38 ページ38

Side – JK –




やっとテヒョニヒョンが本性を出した






ソユンさんの楽屋に行ったら案の定テヒョニヒョンが出てきた


でも、ソユンさんはすぐにリハに行くと言って何処かに行ってしまった






これは好都合だ








決定的証拠をヌナの前で見せることができた






ヌナ、今がテヒョニヒョンから離れるチャンスだよ








JK「 ヒョン、何してたんですか？」






乱れた衣装






息遣いが少し荒くて、楽屋の中で何をしてたのか、聞かなくても予想できる





すごいね、ヒョンは





昨日、ヌナの愛を感じたはずなのに









もう消えたんですか？









「 テヒョナ、リハーサルもう少しで始まるよ？楽屋に、戻ってきて、」






早口でそう言うと、ヌナは逃げるように走っていった






TH「 A！」





JK「 ヒョン 」







ヒョンが追いかけるのは間違っています








ヌナを裏切ったのは誰ですか？







腕を力一杯掴むと、テヒョニヒョンは追いかけずに僕を睨んできた









TH「 何すんだよ 」





JK「 リハが始まるので、迎えにきただけです」





TH「 なんでここにきた 」






JK「 ここに、いるだろうなぁと思って 」









テヒョニヒョン、今更気づいても遅いんですよ









JK「 良かったじゃないですか。これからはコソコソしなくてもソユンさんと会えるんですよ 」









TH「 俺は、別れない...から 」








そう呟くと、トボトボと歩き出したテヒョニヒョン








JK「 絶対、僕の方が好きなのに 」









TH「 ... は？」









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